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合衆国最高裁がビジネスメソッド特許に関する一般裁定を保留–宙づり状態がまだ続く

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Amazonなどのビジネスメソッド特許の所有者たちは、とりあえず、ほっと一息だ(ビジネスメソッド特許の例としては、Amazonの「ワンクリック(One-Click)ショッピングカート」などが有名)。

今日(米国時間6/28)の判決で最高裁は、ビジネスメソッド特許の一般的な是非については判断を保留した。むしろ今日は、Bilski v. Kappos という特定の訴件についてのみ、ビジネスメソッド特許に関する裁定を下した。その特許の主張は、否決された。すなわちそれにより、さきの地裁における判決が支持された。

しかし最高裁は、今回の判決を深読みしてはいけない、という警告を発した。TechDirtのMike Masnikが説明している:

要するに今回裁判所は、この特定の特許訴件については裁定するが、ビジネスメソッドやソフトウェアの特許の可否という一般的な問題については何も言わない、ということだ。だから実質的に今回の判決は、特許のあり方自体を変えるものではない。

ビジネスメソッド特許をめぐる議論の中心には、ビジネスモデルや、ビジネスモデルが持つ機能を、果たして”工程(process)”と見なせるか否か、という問題がある。工程なら、特許を持てる(ソフトウェアの特許もその多くは”工程”とか”メソッド(方式)”という言葉を使っている…それまで機械に関する発明に特許が申請されることが多かったことのなごりだ)。少なくとも一人の判事、近く引退するStevens判事が、少数意見として、”ビジネスメソッドは工程ではない”と述べた。多くの人の健全な常識も、それに賛同するだろう。

しかし今回の多数派判事たちは、そこまで明言していない。ビジネスメソッド特許は、法廷において、まだまだ宙ぶらりんの状態だ。どうなることやら。

写真クレジット: Flickr/Jon Oropeza〔この写真は、アメリカンフットボールにおける「パント」(攻撃権の放棄)を表している。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))