Robert Kalin
Etsy(企業・サービス)

手作り品市場EtsyのCEO曰く: 商業サイトもソーシャルな要素がなければ生き残れない

次の記事

2000あまりのWeb APIを提供しているProgrammableWebをAlcatel-Lucentが買収–サービスは続行


短い中断期を経て、EtsyのファウンダRob Kalinが今年の1月からCEOの座に返り咲いた。BrooklynにあるEtsyの本社で短時間のインタビューをしたとき、私はKalinに、”なぜ自分がCEOに復帰すべきだと考えたのか?…Etsyを次の段階へ導くために、あなたにしかできないことはあるのか?”と尋ねた。

Kalinはこう答えた:

“だから、CEOの資格ってのは、毎日の努力で勝ち取るものなんだ。最初から自分にはCEOの資格があるなんて、考えたことはない。今後の方向性としては、eコマースにソーシャルな側面を持ち込むことが、何よりも重要だ。今後の市場を動かすのは、ソーシャルな要素だ。”

彼の、今年で5歳になる手作り製品の市場(==Etsy)は、毎年急速に成長し、昨年は商品の総売上高が2億ドル近くに達した。Kalinによれば、今年はそれが、だいたい4億ドルぐらいになるだろう。そのうちEtsyの利益はわずかに3.5%だが、Kalinの考えでは、サイトにおけるトラフィックと対話の増加が重要で、利益は二の次だ。

彼の予想では、商品の総売上額は今後数年以内に数十億ドルに達するだろう。しかし実際にその数字を達成するためには、ソーシャルな要素の充実が絶対的に必要だ。

Kalinの計画では、今後1年か1年半以内に、今のような物販だけでなく、会員のためのフォーラムやチャットルームなどを含めた、ソーシャルな成分を展開する。計画の詳細は語らなかったが、彼によればそれは、概略、次のような計画だ:

“市場(マーケット)とは、対話だ。Etsyの場合は、誰かが誰かから物を買うとき、そこにどんな会話があるのかを知りたい。Facebookのメッセージは<結びつき>と<共有>だけだが、Etsyではそれにさらに<交易行為>が加わる。つまりEtsyでは、単純に人と人の関係ではなく、物を売る人と、その人から物を買う人との関係があり、そこに、ソーシャルな会話を育てなければならない。ユーザが品物を検索する場合でも、うちの場合は必ず、人と物だけでなく、人と人との関係が存在する。

〔訳注: 手作り品なので、品物の背後に必ず人間が存在する。〕

それがまさに、Webのパワーだ。アリストテレスの言葉として’人間は政治的動物である’という言葉を学校で教わるが、実はそれは誤訳であり、実際には’人間はポリス(polis, 都市国家)を作る動物だ’と彼は言ったはずだ。つまり、人間は村を作る生き物であり、ほかの人たちの結びつきたいと願っている生き物なのだ。”

本誌の会社紹介シリーズの第二編で、KalinはEtsyを詳しく紹介し、利益について説明し、彼のソーシャル方面のビジョンと、彼がいったんCEOの座を下りた理由についても述べている。

[原文へ]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))