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IBM、昨年来話題の環境を意識した水冷スーパーコンピュータを納品

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IBM以前から話題に上っていたIBMの水冷式スーパーコンピュータのAquasarが、ついにスイス工科大学に納品された。空冷式と比較して消費エネルギーが40%低減されており、排熱は暖房用途に再利用出来る。

プロセッサを直接冷却するマイクロチャネル・リキッドクーラーを採用し、最大の発熱要因である部分に直接働きかける。IBMによれば水冷方式は空冷方式に比べて4,000倍効率的なのだという。以前はメインフレーム大規模コンピュータシステムの冷却には水冷方式が普通に利用されていた。ただ当時の方式では利用する水を低温にしておく必要があった。

今回納品されたAquasarでは冷却用の水も60℃程度の温かいものが使われる。これでもプロセッサから発せられる温度を吸収して、高温限界の85℃以下に保つには十分なのだ。冷却に使われた水は65℃程度で排出され、マシンを設置している建物の暖房用に再利用することができるという。

データセンターで使用されるエネルギーの50%は、プロセッサのオーバーヒートを防ぐための空冷用のもので、Aquasarの技術を用いることでこの部分のコストを低減することができるとのことだ。また空冷方式の場合、コンピュータ設置台数に関わらず部屋全体を冷却する必要があったが、Aquasar方式ではこの必要もなくなり、データセンター設置の初期投資額を抑える効果もあるとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H)