Internet Explorer復活!? 6月の統計で全世界における市場シェアが0.57%向上

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マイクロソフト社のInternet Explorerは、ここ数年シェアを失いつつあった。しかしどうやら6月にはその流れにストップをかけ、「復活」の兆しを示しつつあるようだ。上のグラフおよび統計データはNet Applicationsのレポートによるもの。

シェアの低下傾向の中にあっても、依然としてトップシェアを誇っているInternet Explorerが、Mozilla Firefoxのシェア低下をうけてその分のシェアを獲得している。Google ChromeおよびSafariについては堅実にシェアを伸ばす上半期となった。

Net Applicationsによれば、IEの復活傾向は米国内で少し前から現れてきていたとのこと。それが6月になって全世界に波及したのだとのことだ。

対象を世界全体として全てのオペレーティングシステムをまとめてみると、Internet Explorerはシェアを0.57%伸ばしており、Internet Explorer 8.0については0.66%の伸びとなっている。尚、伸び率が高かったのはヨーロッパ(+0.88%)およびアジア(+0.81%)となっている。

2010年5月から6月にかけての動きを見るとMozilla Firefoxの方は24.3%から23.8%に低下し、Chromeの方は7.0%から7.2%とわずかながらシェアを伸ばしている。利用率第4位であるAppleのSafariは4.8%から4.9%となり、一方でOperaは2.4%から2.3%にシェアを減じている。ちなみにこのOperaはつい最近Opera 10.60へのメジャーアップデートを行ったばかりだ。

Net ApplicationsはInternet Explorerのシェアの伸びをマイクロソフトの行ったキャンペーンに起因するものとみている。しかしたとえばWindows 7の好調さや、ヨーロッパでWindowsインストール時に表示されるようになったブラウザ選択画面も影響しているのだろう(個人的には名前やロゴに親しみのあるIE8を選択する人が多いのだろうと感じている)。

本件についてはマイクロソフトでInternet Explorerビジネス&マーケティング部門のシニアディレクターを務めるRyan Gavinが早速ブログ記事を書いている。記事の中では先月に関していえばInternet Explorer 8の伸び率がGoogle Chromeを上回ったことに触れている。マイクロソフトにとって「すばらしい出来事」とのことだ。

もちろん彼は2ヶ月程度のデータでビジネスを占おうとはしていない。しかしInternet Explorerの将来について明るい見通しが立ってきたとは述べている。確かに、先日目にする機会のあったInternet Explorerの次期バージョンであるInternet Explorer 9のプレビューは、すばらしいものだった。

「IEは死んだ」という評価こそ、滅び去ることになるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H)