YouTubeが大きなビデオ画面だけの'Leanback'を提供–テレビ的に見るのに適している

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今朝(米国時間7/7)YouTubeは、HTML5を使ったモバイルサイトの提供を開始した。ブラウザがHTML5に対応していればどんな携帯でもよいが、たとえばiPhoneの上ではネイティブのYouTubeアプリよりも画質が良く、今後はコンテンツもこっちのほうが多くなる。でも、YouTubeの今日の隠し球はそれだけではなかった。今夜同社は、YouTube Leanbackというものを立ち上げた。これは、コンテンツをテレビの画面で見るために最適化されているYouTubeだ。デスクトップコンピュータの画面を、数フィート離れて見る、という見方でもよい。つまりこれは、YouTube TV(YouTubeテレビ)だ。

LeanbackはGoogle I/Oで初めて紹介され、この秋立ち上がるGoogle TVに組み込まれる。その前身は、2009年6月に始まったYouTube XLだ。XLのインタフェイスは通常のYouTubeのサイトよりすっきりしていて、離れて見るのに適していたが、ソファに身をあずけてテレビ的に見るにはイマイチだった。Leanbackはその点を改良した。

Youtube.com/leanbackへ行くと、ただちにおすすめフィードからの再生が始まる。すでにユーザの好みに関するデータがあれば、それが使われる。ログインしていないユーザなら、その時点の人気ビデオが再生される。プレイリスト中の次のビデオを見たければ、キーボードの右矢印キーを押す。プレイリスト全体を別のに変えたければ、下矢印キーを押す。上矢印キーを押すと、検索オプションが出る。

このように、インタフェイスは簡単明瞭だ。家族の誰かにキーボードを渡したら、その人は数秒で使い方をおぼえるだろう。好みのチャネル(プレイリスト)を見つけたら、あとはえんえんと何時間でも、コンテンツを見られる。Leanbackは、ケーブルのチャネルと同じように、おすすめビデオを繰り返し再生する。

これは要するに、ユーザの滞留時間を長くするためのYouTubeの作戦だ。このサイトのアップロード数や視聴トラフィックは言うまでもなく膨大だが、一人の平均視聴時間はわずかに15分だ。これに対して、テレビの一日の平均視聴時間は5時間である。

しかし、本当に多くの人がLeanbackを使ってくれるだろうか? ホームシアターPCを使っている人は少ないし、Google TVは数か月先だ。Leanbackの設計チームのトップJulian Frumarは、これからこの製品のユーザ調査をして、その結果をGoogle TVに反映させたいと言っている。彼によれば、Leanbackは必ずしもテレビ用というわけではなく、デスクトップやノート機で見るのにも適している。とにかく、画面上でYouTubeのビデオコンテンツ’だけ’を見たい人が、利用してくださいと。

レンタルはまだLeanbackでは提供されないが、それはライセンスの問題ではなく技術的な問題だと彼らは言っている。数週間後には、レンタルも見れるようになると。そしてもちろん、いずれは広告も表示されるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))