Boeing
blimp
airplanes

環境意識の高まりの中、実用用途としての飛行船復活の可能性はあるか?

次の記事

Android App InventorにはTwitterへのシームレスな連携機能あり―さらにサードパーティーが連携機能を開発するツール提供へ

大量の荷物を運ぶのに、貨物旅客機が環境の面からみて最適でないことは多くの人が言っている通りだ。そのような中、新たな空輸方式を模索する動きも出ている。たとえば環境に優しい輸送手段として飛行船を見直す動きも出ている。英国はオクスフォードで行われているEnterprise and the Environmentという国際フォーラムにて、科学者のDavid Kingが、十年以内にヘリウムを充填した飛行船による輸送が実用化されるだろうと予測している。

あるいは馬鹿げだ話だと思う人もいるかもしれないが、実は現実的な話なのだ。Lockheed Martinボーイングも輸送手段ないし軍事用として飛行船の開発に携わっている。

たとえばボーイングはカナダのSkyHook InternationalとともにJHL-40あるいはJess Heavy Lifterという名前で呼ばれるヘリコプター風ローターで貨物を持ち上げる機能を持つ飛行船の開発を行っている。この飛行船は無給油で40トンの荷物を200マイル、ないし荷物なしなら800マイル飛行することができ、2014年までの配備を目指している(いくつか同様プロジェクトは過去にもあったが、お蔵入りしたりキャンセルされたりしている)。

もちろん飛行船が飛行機に置き換わるということはないだろう。飛行速度が飛行機に比べると大いに劣ることも理由のひとつだ。しかし拠点間の輸送手段としては十分実用になるだろう。中には着陸することなく荷物の積み下ろしができるものもある。これを使えば道路や飛行場のない場所に資材や支援部隊を輸送することができる。

他の用途として、ボーイングおよびSkyHookは伐採産業、鉱業、およびエネルギー産業などに注目している。隔離地域に道路などを建設せずに資材を運搬できるようにすることで、環境負荷の低減を目指すというものだ。環境負荷の高い産業に負荷低減を狙った道具を導入しようというのには、若干のアイロニーも感じる。

いずれにせよ飛行船の利用が広がっていくのかどうかは注目に値する。もし利用が広がっていくようならば飛行船を扱う映画にも、より平和的なものが出てくるかもしれない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)