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爆発的に増えるGrouponとソックリさんたち–彼らの"やり方の違い"を勉強しよう

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最近は、グループ購入サイトやそのほかの割引き〜お買い得サイトが世界各国で激しく雨後の筍している。とくに、そのきっかけを作った張本人Grouponは、世界中の都市にまたたく間にサービスを広げ、またそれと競合する無数のクローンたちも人気拡大のために奮戦している。なぜ、こういうサイトが急激に流行るようになったのか? それは、グループ購入という方式が、とても分かりやすいからだ。

未経験者のために説明すると、Grouponのようなサイトは、宣伝のためなら大幅値引きをしてもいい、と思っている地元のレストランや、美容/スポーツサウナ、などなどのお店を見つける。Grouponは、オンラインでクーポンを提供することによってお店を宣伝し、それらが実際に使われたらマージンを取る。しかし、それにはものすごくいろいろなやり方があり、その違いを理解するのは難しいから、この記事では、Grouponとその主な類似サイトのビジネスモデルを概説しよう(各国に類似サイトは山のようにあるが、ここで取り上げるのは合衆国の比較的有名なサイトのみ…その一部は海外展開をしている)。

Groupon

Grouponはオンラインの”グループ購入”業界のリーダー格で、Crunchbaseによれば、これまでに$172.8M(1億7280万ドル)という巨額の資金を調達した。世界の140の都市で利用でき、それは類似サイト中で圧倒的に最多である。Grouponは毎日各都市の、ニッチ市場の割引情報を提供する(美容サウナ、レストラン、ペイントボール場、などなど)。そしてその割引き企画に申し込む人が一定数に達したら、実際に割引き購入/利用ができ、バイヤーにはメールでクーポンが送られる。しかし定員に達しなかったら、割引きは行われず、申込者が課金されることもない。もちろんそうなれば、Grouponで割引き企画を宣伝したお店も、それに申し込んだお客も、ちょっとがっくりである。

割引き企画の成功はひとえに定員の達成にかかっているから、Grouponはユーザに、メールやFacebook、TwitterなどでGrouponのリンクを広めることを奨励している。そしてそれらのリンクをクリックした人が72時間以内に実際に申込者になったら、広めた人は10ドル相当のGrouponクレジットをもらう。あるいは友人にGrouponを紹介して、その友人が72時間以内に初めてGroupon上の割引き企画の申込者になったら、やはり10ドル相当のGrouponクレジットをもらう。

LivingSocial

LivingSocialはGrouponの最大の対抗サイトで、全米26都市*に展開し、約$44M(4400万ドル)の資金を調達した。LivingSocialの場合はGrouponと違って、割引きが有効になる最小定員がない。ただしGrouponと同じく、割引き企画の宣伝期間が終わってからでないと割引きは有効にならない。LivingSocialが提供している割引き宣伝期間は、ウィークデーの午前5時から午後5時までのどこかを起点とする、きっかり24時間である。〔*: 26都市ではなく52都市になった(2010/7/13)。〕

また、申込者を増やすための奨励策も、LivingSocialのやり方はやや違う。ユーザがLivingSocialのリンクを広めて、それにより3人が申込者になったら、リンクを広めたユーザはその企画の利用/買い物が無料になる。

Gilt City

Gilt CityはGiltが最近作った”支店”で、今のところニューヨーク市のみ。Gilt Cityの割引き企画宣伝期間は7日と長く、更新も毎日ではなく週に一度だ。また、申込者が多ければ多いほどいい、というタイプではなくて、どの割引き対象商品にも一定の在庫数があるようだ。だから、Giltの上のセールと同じく、売り切れがありえる。

LivingSocialと同じく。Gilt Cityも割引きが有効になるための最小定員制はない。

BuyWithMe

BuyWithMeはGrouponとほぼ同じやり方だが、毎日新しい企画が登場し、各企画の掲示期間は約1週間だ。メインページに毎日新しい割引き企画が載るが、その数は都市によって違う。BuyWithMeは合衆国国内の5都市が対象で、これまで$21.5M(2150万ドル)の資金を調達した。

Tippr

Tipprもグループ購入サイトで、全米25の大都市に展開している。Tipprのオーナー企業であるKashlessは、これまでに$5M(500万ドル)を調達した。

GrouponやLivingSocial、BuyWithMeなどと違ってTipprは割引き企画を3つしか載せない。ただし毎日最低1つは更新される。申込者増加のための奨励策として、申込者が増えれば増えるほど、割引率が大きくなる(ただし一定の限度あり)。Tipprがちょっと変わっているのは、メインページの下のほうで10件の特許を主張していることだ(ただしこれが競争上有利に働いているかどうかは不明)。

Juice in the City (JITC)

Juice in the Cityは、母親というニッチを対象とするグループ購入サイトだ。したがって、登場するサービスや品物はすべて、子どものいる若い女性が買いそうなものばかり。対象地域はサンフランシスコのベイエリアと、シアトルのタコマ地区のみで、掲載される割引き企画は1日に1件のみ。まだ外部からの投資は得ていない。

割引額はほかのサイトに負けず大きいが、割引きが有効になるための最小定員制はない。申込者にはクーポンがメールで送られるが、それは当日には利用できない。

We Give to Get (WGTG)

We Give to Getの利用はシカゴのみで、毎日新しいクーポンが発行される(クーポンとは呼ばずにGO-GOと呼んでいる)。ちょっと変わっているのは、WGTGでアカウントを作ると、自動的にチャリティサイトwww.actofgood.orgの会員になること。そしてその結果、ユーザがGO-GOを買った額の10%が、www.actofgood.orgの上の、ユーザが指定したチャリティに寄付される。お金を節約するためのアクションがお金を与えるアクションに結びつくのは、あまり例のないことだが、同社は”両極は引き合う”と言っている。

Juice in the CityやLivingSocialと同じく、WGTGにも割引きが有効となるための最小定員制ない。ユーザがその企画の品を購入したら、すぐにクーポンがメールで送られる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))