Android App InventorにはTwitterへのシームレスな連携機能あり―さらにサードパーティーが連携機能を開発するツール提供へ

次の記事

Google、Android向けWYSIWYG開発ツール、App Inventorを発表―その影響は?

今朝(米国時間7/12)Googleは公式に App Inventor for Android発表した(われわれの記事)。これによってプログラミングの知識がないユーザーでもジグソーパズルを組み合わせていくようなビジュアルなインタフェースを利用してAndroidアプリを自分で開発できるようになる。私は午前中いっぱいこのツールを試してみた(それについてはまた別途報告する)が、Twitterとシームレスに連携するアプリを作れるコンポーネントが提供されていることに気付いた。私がチェックした限りでは、App Inventorに組み込まれているサードパーティーのサービスは現在のところTwitterだけのようだ。しかしGoogleの担当者によると、将来サードパーティーが自社サービスをAppInventorに組み込めるようにするためにComponent Developer Kit(CDK)というサービスを提供する計画だという。これが実現すれば非常に大きな影響があるはずだ。

App Inventorがどのようにアプリを開発するのかまず説明しておこう。App Inventorではジグソーパズルのピースのような形で表されるコンポーネントと呼ばれる機能部品を組み合わせていく。ボタンをタップして何かさせたい? Button.Clickコンポーネントを使えばよい。何かの色を赤く変えたい? そういう機能のコンポーネントも用意されている。現在Twitter関連のコンポーネントが20種類用意されている。これらのコンポーネントはTwitter検索、ユーザー認証、ツイート投稿、DM投稿などTwitterの機能にそれぞれ対応しており、他のコンポーネント同様、ドラグ&ドロップで利用出来る。

ではFacebook、Dropbox、Foursquareその他APIやウィジェットを公開ししているサービスすべてについて同じことが可能になったところをちょっと想像して欲しい。AndroidアプリにFacebook Connectを連携させることがジグソーパズルのピースを適切な場所にはめ込むだけで実現するのだ。ファイルを自動的にDropboxアカウントにアップロードしてくれるデータエントリーのためのアプリも簡単につくれる。こうしたAppInventorのコンポーネントをサードパーティーが独自に開発できるようになるということは、単に外部サービスとの連携だけでなく、Googleが標準で提供するものよりも高度な機能のコンポーネントをサードパーティーが提供する道をも開くものだ。もちろんAppInventorはまだローンチされたばかりだし、サードパーティーがどの程度このCDKに興味を示すかも未知数だ。しかしエキサイティングな可能性を秘めていることは確かだ。

GoogleはCDKのリリース時期について明言することを避けた。App Inventor自体もまだGoogle Labsのサービスだし、標準コンポーネントそのものもまだ完全に整備されるまでには至っていない。上で述べたことが実現するまでには少々時間が必要だろう。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01