これからの企業IT市場で大きいのはクラウドアイデンティティだ–その道の古参HorowitzがOktaに投資

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強力な二人組VC、Andreessen Horowitzを始めるよりずっと前に、Ben Horowitzはクラウドコンピューティングの先駆的企業Opsware(最初の名前がLoudcloud)のファウンダでCEOだった(結局Opswareは2007年に$1.6B(16億ドル)でHPに買収された)。クラウドのエキスパートと見なされているその彼が、クラウドコンピューティングのスタートアップに初めて投資したらしい。これを無視するわけには、いきません。

Andreessen Horowitzは昨年の秋、クラウドアプリケーションの管理サービスを行うOkta75万ドルを投資した。企業はOktaのプラットホームを使って、クラウドと会社のファイアウィール内の両方の、ユーザ、アプリケーション、そしてデータを制御できる。

OktaのファウンダTodd McKinnonは、今日もっとも成功しているクラウド企業と言われるSalesforceの、技術担当副社長だった人物だ。HorowitzはMcKinnonを、”クラウドアプリケーションの構築に関しては究極のドメインエキスパート”*とほめそやす。”これまで会った人びとの中でも、最高に頭の切れるエンジニアだろう”。〔*: domain expert, 各特定分野(domain)のエキスパート。〕

Oktaのねらいは、企業のアプリケーションがクラウドにある場合、それらの管理を助けることだ。クラウドに移行するときITの管理者は、さまざまな課題に直面する: ユーザとアクセスのセキュリティおよびコントロール、導入の単純化とアプリケーションのスケーリング、クラウド上のアプリケーションの最適化…。Horowitzは次のように語る:

Oktaの最初の製品は、クラウドのアイデンティティという問題の解決を目指す。私はこの問題が好きである。なぜなら、アプリケーションがクラウドにある場合と社内のシステムにある場合とでは、アイデンティティの問題がまったく違うからだ。それに、新しい企業にとっては、その違いは良いことなのだ。

しかしHorowitzは加えて曰く、その市場機会は巨大である、なぜなら”クラウドアイデンティティという市場はそのままクラウド管理という市場になる。現在の市場規模は(数え方にもよるが)100億〜200億ドルにはなるだろう。つまりそれは、ものすごく大きな市場だ”。

さらに、OktaのようなSaaS製品は、小企業が採用するケースもとても多い。Horowitzによれば、Oktaの顧客企業の平均的な姿は社員2000人未満で、統合化を要するアプリケーションがすでにいくつかあるところだ。

Andreessen Horowitzは、FoursquareZyngaのような優れた消費者向けスタートアップに投資していることで知られるが、今回のように企業向けのクラウドサービスへの投資は珍しい。そしてOktaは、才能と製品と投資家の確信という、三拍子揃った企業のようだ。今後の成功に期待したい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))