iPhoneアンテナ問題で盛り上がった一日–最後はApple教信者たちの不条理を指摘してみたけど…

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今日(米国時間7/16)のAppleのiPhone 4こけおどかし記者会見について、ぼくにはぼくなりの理論があった。Appleはくそまじめにも、Appleのことを気にかけてくれる記者たち全員を、たった一日のしかもたった一箇所の部屋に同時に押し込めた。Appleがそこでやろうとしたことは、(1)Steve Jobsが全員に催眠術をかけて”ノープロブレム”と呼ばれる現実歪曲界へ連れて行き、頭がぼーっとなったまま会場を出た記者たちはなぜかAppleに対して、うっすらと温かい気持ちを抱いているようにする。あるいは、(2)記者全員を一部屋に集めて殺す。ぼくが計算したオッズは50:50だ。Appleは(1)を選んだが、それはコインを投げてたまたま表が出たからだろう。

あのイベントには、重要なメッセージが2つあった。最初のメッセージは、iPhone 4のアンテナ問題というものは存在しない。すべての電話機が抱える問題であり*、iPhoneは優れた電話機である。第二のメッセージは、何も問題はないけれどもAppleは全員に無料のバンパーを与える。それにより、存在しない問題がなくなる。〔*: さっそくRIM(Blackberry)が、”うちのアンテナ技術は元々優秀だから、ここで勝手にAppleに道連れにされるいわれはない”と公式に反論声明している。〕

催眠術にかかり損ねた人は、この2つの声明に矛盾があることにすぐ気がついただろう。問題が存在しないのなら、対策も必要ない。対策が必要なら、当然、問題が存在する。JobsはプレゼンテーションのあとのQ&Aセッションで、この矛盾に触れなかった。

本誌のMG SieglerとDaring FireballのJohn Gruberが、記者会見の報告ビデオを撮るためにオフィスにやってきた。その、ノーカットバージョンが上にある。一部、われわれのクリエイティブなビデオ編集によってGruberに、「iPhoneは今売られている機種の中では最悪の携帯電話である」と言わせているが、上のノーカットバージョンにはそれがない。

SieglerとGruberは、論理的な議論を何度も試みたが、最後には二人ともギブアップした。しかしそれでも、心の髄からApple教の信者である2人は、アンテナゲート〔ウォーターゲートのもじり〕は存在しないと信じていて、しかも、その、存在しない問題にAppleが対策(無料のバンパー)を講じることは完全に合理的かつ寛大な措置である、と信じているのだ。

最後のほうで、ぼくは彼らへの介入を試みた。それは、彼らのビョーキ回復に向けての第一歩だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))