個々のビジターの訪問履歴を記録–サイトの魅力アップを支援する分析サービスKISSmetrics

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アクセス分析は、今や競争が激しい。ビジターの参加性を高めたり、有料顧客化を助けるサービスも、とても多くなっている。KissMetricsは、この混み合った闘技場に最近やってきた新顔で、単純明快でしかも強力なソリューションを、競争に勝つための武器とする。これまでは無名の存在だったが、今日(米国時間7/22)名乗り出た同社は、過去の資金調達に関しても明らかにした: 2008年にはTrue Venturesによる$1M(100万ドル)のシードラウンドを完了し、2009年の半ばにはPolaris Venturesによる$3M(300万ドル)のラウンドを完了した。このほか同社は、SoftTechVC、Felicis Ventures、さらにDave McClure、Mark Goines、Shervin Pishevar、Bobby Yazdani、Nils Johnsonといったエンジェルからの投資も獲得している。

現時点では、KissMetricsの得意技はたった一つだ: それは、コンバージョンファネル(conversion funnel)の太さを測ること…言い換えると、ビジターの何割が登録ユーザになり、残りの何割が登録せずに去るかを計る(そして登録率が低かったらその対策をあなたは考える)。その測定はさまざまな変数でカスタマイズできるが、協同ファウンダのHiten Shahによれば、オプションの数は途方に暮れるほど多くはない。彼によれば、ほかのツールを併用しなくても、ここだけで用が足りるようにしたい(ただしそのほかのツールも準備中)。

KissMetricsは2年前に、Facebookアプリケーションのためのアクセス分析サービスとしてスタートしたが、分析ツールを内製しているところが多いことに気づいて、一般向けサービスに転換した。これと似たような話として、Mixpanelのファウンダは、Slideにいたときに同じことを考えた。

ではKissMetricsは、Mixpanelなど既存の分析サービスとどう違うのか? Shahによれば、ほかのサービスはもっぱらクリックとイベントを追い、かんじんのユーザを追わない。これに対してKissMetricsは、登録ユーザになる前の単なるビジターも追える(まだどこもクリックしていない人たち)。そしていわば、各ユーザの匿名のヒストリーを作り、彼/彼女がアカウントを作ったらヒストリーにユーザ名を結びつける。たとえば、サイトを5回訪れたけど何もせず、6回目にやっとアカウントを作ってくれた人がいたとすると、サイトのオーナーはそのヒストリーを見て、なぜ5回も空振りだったのか、その原因を調べることができる。

こういう技術はクロスサイト広告に悪用されそうだが、ShahによればKissMetricsは個々のサイトごとのヒストリーしか作らないから、プライバシーの問題が起きるおそれは少ない。しかし将来的には、サイトのマーケティング活動や、顧客獲得を助けるような機能も加えていきたいそうだ。

サービスは最初の30日間だけ無料で、その後は月額の料金制になる。追跡するイベントの数がいちばん少ない場合で149ドル、大型サイトの特注プランでは最大699ドルまでだ。

KissMetricsのアドバイザーは、Eric RiesSean EllisJeff VeenJeff Hammerbacher、Ed Baker(Friend.lyのCEO)らだ。アクセス分析の経験の豊富な人たちが多い。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))