Google、6週間毎にChromeの新バージョンを提供へ

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Googleはこれまで、Chromeブラウザを発表するにあたっていつも「スピード」を重視してきた。そしてGoogleは、また別の観点からも「スピード」を重視していくこととした。従来よりも頻度をあげて、続々と安定版のリリースを行っていくとのことだ。目標値として掲げているのは6週間に一度のリリースというもので、これは頻度にして現在の倍ということになる。つまりChrome 6、7、8、そして9と矢継ぎ早にリリースしていくということだ。

この目的はなんだろうか。まずひとつの理由は、Googleが次々と新たな機能を生み出しているということによる。リリース速度を上げれば新機能を迅速に利用者に提供できるようになるわけだ。またリリース頻度を上げることで、Chromeのリリーススケジュールを管理しやすくなるという意味もある。プロジェクトマネジャーからすれば、短い時間の間に実現できる実際的な作業を見積もりやすくなるというわけだ。

さらに重要なのは、Googleのエンジニアリングチームにかかるプレッシャーが軽減されるということもある。従来のより長いリリーススケジュールの場合、新たな機能を締切りまでになんとしても完成させねばならなかった。万が一完成が遅れてしまうと、その新機能は数カ月間も公開が送れることになってしまっていた。新たなリリーススケジュールを採用することで、よしんばリリースに間に合わなくても6週間後には新リリースで日の目をみることになるわけだ。

またGoogleはバージョンナンバーをこれまでよりも気軽に上げていく心づもりであるようだ。

今後、リリース毎にメジャーバージョンをあげていくつもりです(6.0、7.0、8.0、9.0と上がっていく)。これまでによりもバージョンアップの速度が上がったように見えるかもしれません。ただ番号がどんどん大きくなっていくことについては、あまり重要視しないで欲しいと考えています。ただ一定のスケジュールで新しいものをリリースし、それを直ちにお届けしようと考えているだけなのです。

但し、この6週間毎のリリースは「すべてが順調に進んだ場合」だとのこと。場合によっては遅れが出ることもあるかもしれない。しかし6週間毎という目標頻度はなかなか刺激的だ。またGoogleがバージョンナンバーにさほどの価値を持たせないようにすると言っても、他のブラウザ開発者たちは利用者への説明も含めて大いに気にせざるを得なくなるだろう。一般の利用者から見れば、次々にバージョンアップが繰り返されるChromeがはるかに先進的なものとなっているように感じられてしまうだろう。

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(翻訳:Maeda, H)