Apple、ホワイトiPhone 4最大の問題 ― の可能性。

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きょう(米国時間7/23)私はiPhone 4に関するたくさんの質問に答えた。アンテナの件じゃない ― あれは先週 ― きょう誰もが知りたいことは唯一つ、一体なぜホワイトモデルの出荷がまた遅れたのかだ。Apple外部の人間の一人として、私にも全く見当がつかない。ガラスの供給元の問題なのか。今はブラックモデルを優先しているからなのか。それともアンテナを修正しているのか。いずれも遅延の原因になり得る(ただし、もし最後の理由であればAppleは新たな質問攻めにあうことになる)。しかし、本当の理由が何であるか、確かなところは私には言えない。言えるのは、これがAppleにとって深刻な問題となる可能性があるということだ ― ただし製造上の問題という意味ではない。

今日午前、AppleのホワイトiPhone 4についての短かい声明では、「年内に提供予定」としか語られなかった。これは、わずか1週間前にAppleが出荷予定を、そもそも当初iPhone 4が発売された6月から相当に遅れた 「7月末」であると正式発表したことからの急激な変化である。「年内」という表現はかなり不吉だ。8月から12月までいつでもあり得る。Appleが「8月」あるいは「あと1月」と言わなかったという事実から、われわれが象牙色のデバイスを見るのは早くても秋ということが見てとれる。

あらためて言うが、これは問題だ。発売日を無作為に選んで、例えば11月としよう。白いiPhone 4が11月に発売されるということは、多くの客が黒いiPhone 4 ― 色が黒いだけで全く同じデバイス ― を入手してから丸々5ヵ月が過ぎていることを意味する。さらには、iPhone 5(名前はともかく)が発表されるであろう次のWWDCイベントまで、わずか7ヵ月しかない。

もちろん、中には気にしない客もいるだろう。しかし、多くの人々の頭の中には、毎年6月に新しいiPhoneが発表される、という3年分の証拠がある。彼らの多くは決断を迫られる。今ホワイトiPhone 4に飛びついて、最新最高のAppleガジェットを7ヵ月間だけ手にするべきか。それとも、待つべきか。

この苦渋の決断に、その頃さらに絡んでくるのが、近々 ― おそらく1月のイベントで ― AppleがVerizon版iPhoneを出すかもしれないという噂の新ラウンドだ。11月に魂をAT&Tに2年間売り渡したユーザーが、数ヵ月後にVerizonを使える選択肢ができたと知った時の恐怖を想像できるだろうか。

その時ホワイトiPhoneは、羊の皮を被った狼の正体を表すかもしれない。

しかし、Appleはことマーケティングに関して天才以外の何者でもない。11月発売のホワイトiPhoneは、ホリデーiPhoneとして売り出される ― 最高のクリスマスプレゼントだ。しかも、色まで雪のホワイトだ。

Appleは、次機種 ― 間違いなく今のアンテナ問題が改善され、Verizonで使える可能性のあるモデル ― がわずか数ヵ月後に迫っているという事実を忘れがちな顧客を相手に、何百万台というiPhoneを売るだろう。しかし、忘れっぼくないユーザーも多勢いる。その結果Appleは本来より少ないiPhoneしか売ることがないだろう。

何よりもの問題は、iPhoneに関心があるけれども待っている人たちには理由が3つあることだ。第1に、アンテナ問題が心配で来年まで待った方が良いのではと考える人たちがたくさんいる。第2に、Verizon版が出るのではと待っている人がたくさんいる。第3に、ホワイトのiPhone 4を待っている人がたくさんいることである。

Appleがもしホワイト機をすぐに出荷できなければ、3つの問題すべてが衝突する可能性が高い。そして、数多くの潜在iPhone購入者たちの決断が来年へと先延ばしされるかもしれない。

そうなるか。もしそうでなければ、このスペシャル版Disney™ Snow White®iPhone 4は、史上最速ペースで売れるiPhoneになるだろう。

[画像提供:NQB

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(翻訳:Nob Takahashi)