脱獄の合法化でiPhoneアプリケーションの革命が始まるか?

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[筆者: Alexia Tsotsis]

今回のDMCAの改正は、ふつうのiPhoneユーザには無関係だが、脱獄者たち(jailbreakers)にとっては、違法行為としてAppleから訴えられるおそれがなくなったことが大きい。Appleは、iOSの今後のアップデートにおいても脱獄機を排除しようとするだろうし、そうすると脱獄者たちはなお一層知恵をめぐらす。そして、猫と鼠の無限の追いかけっこが続く。

“脱獄アプリのApp Store”と業界では呼ばれているCydiaのJay Freemanは、今日(米国時間7/26)の法改正で変わったのは人びとの意識だ、と言っている。”自分のiPhoneを脱獄させる人が増えるね。これからは、違法ではなくなるんだから [強調は筆者]。改正でサイトのトラフィックが増えたかと聞いたら、残念ながら今日のデータはまだ入手できていない、とFreemanは言った。

Pinch Analyticsの推計では、iPhoneの8〜9%が脱獄機だそうだ(約600万台)。Cydiaのアクティブユーザも600万台だから、その推計はいい線だ(なお、Freemanによれば、iPhone 4は7台、すべてデベロッパのものだ)。 Cydiaの一番人気の製品は、Wifi SyncとかMyWiのような、WiFiのテザリングをやるやつ。あるユーザは、脱獄によってサポート外になってしまったが、テザリングはiPhone 4にすらないから、やるしかない、やってよかった、と言っている。なお、Freemanの取り分は本物のApp Storeと同じく30%だ。

Cydiaにアプリケーションはいくつある?

Freemanの公式のお答えは、4つだ(Google Voice MobileとGroovesharkを含めて)。ただし、既存アプリの”改作”は数千本ある(AppleのApp Storeの総アプリ数は225,000+だが)。改作によって、バックグラウンドでアプリケーション管理ができたり、ステータスバーに触るとTwitterにメッセージを送れたりできる。たぶん将来は、電話の起呼がすべて自動的にGoogle Voiceを使うようになるかもしれない。

Freemanは、Cydiaを”アプリケーションストア”と呼ばれるのを嫌がる:

みんな、アプリケーションという言葉の使い方を間違えてるよ。Appleが売ってるのがアプリケーションだし、また彼らが拒否しているGoogle Voiceなんかもアプリケーションだ。でも、Cydiaがやっているのは、あくまでも改作だ。車でも、車に最初からあるコンピュータシステムをバイパスしてくれるショップがあるだろ、それと同じさ。もっと単純に、レーシングカーみたいな塗装をしてくれるショップもあるよね。携帯の壁紙を変えるのは、車の塗り変えと同じだな。”

Freemanは、今まさに脱獄による革命が始まろうとしている、と言っているが、それは今日の法改正とはとくに関係がない。“今にかぎらず、ずっと前から脱獄は合法だったと思うな。Appleの弁護士たちが、何か言ってきたことは、一度もないからね。”

たしかに、Cydiaやその同類たちのビジネスは、控えめに言っても、大成功にはほど遠い。今日の法改正で、脱獄に関心を持つデベロッパが増えるから、脱獄アプリが今後抱える問題は、AppleのApp Storeと同じだ。Freeman曰く: “デベロッパたちがCydiaを、Appleと違ってどんなアプリでも置いてもらえるサイトだと思ってやってきたら、つらいことだけど、そんな連中のアプリケーションは拒否せざるをえないね。”

写真出典: Hackerfriendly/Flickr

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))