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[jp] facebookをGrouponビジネスに活用する方法。香港GOBUYAの顧客フォローとは?

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Grouponレースの盛り上がりはとどまることを知らない。日本でこのレースを始めたPikuを始めて書いたのが5月14日、たった3カ月弱の間に、みなさんのまわりにはクーポンが(時には使われなかったものもあるようだが)急激にあふれているのではないだろうか。

このビジネスには色々な意見があるようだが、現在までに大手含む10社以上がレースに参加、Pikuが6億5千万円の調達を成功させるなど、ソーシャルゲーム以外での、久々のホットな話題であることは間違いない。

以前にも書いたが、このビジネスの注目点は共同購入ではない。この形式はすでにギャザリングという名の下にネットプライス社がその地位を築いている。このアイデアにソーシャルウェブ、リアルタイムデータ、フラッシュマーケティングという新しいトレンドが融合した結果、あらゆる人々が動いたのだ。

特に重要なのがトラフィックの変化、つまりGoogleからfacebook、Twitterといったソーシャルウェブへの移行だ。Googleではできなかったリアルタイムかつ、ソーシャルなトラフィックの流れは、Grouponビジネスを巨大化させる要員のひとつとして挙げられている。

GOBUYAは香港のスタートアップ、Allo Online Solutionが提供する共同購入サイトだ。内容はまさしくGrouponライクで、フラッシュマーケティングに必要な、1日1ディール(毎日商品が変わるわけではない)の形式や期限時間表示、1ページのUI、ソーシャルウェブへの誘導など、日本でもおなじみの作りになっている。ーー1つをのぞけば。そう、ベースになるソーシャルウェブがfacebookなのだ。彼らのファンページには現在15000人が登録している。

「6月に始めてiPadをプレゼントに抽選をやったところ、ファンページには3週間で5000人が集まりました。最初に販売したアイスは1日で1000人以上が買ってくれた」と話してくれたのは、ファウンダーのWai-Lun Hong氏。「これまでに用意したディールは15件。6件が上限一杯まで購入されて、他も90%まで購入された」そうで、もっとも多く売れたのはファーストフードのセットで1500人が購入している。流入トラフィックはメールからが約7割、facebookからが3割だそうだ。

興味深いのはfacebookを活用した顧客フォローだ。「香港でも3カ月前ぐらいから10社ほどがこのビジネスを始めた。差別化のために顧客フォローを積極的にやっている」。facebookのファンページには購入客からの質問や感想が並ぶが、それに丁寧に応えることで、満足度を挙げようというわけだ。当然、日本のプレーヤーもTwitterのリプライ等でこのあたりの顧客フォローを積極的におこなっているが、どうしてもあのシンプルなタイムラインでは限界があるだろう。この点、facebookは各ディール毎にコメントがつくので分りやすい。

また、もうひとつ面白いのが写真を使ったキャンペーンだ。ファンページの写真タブには購入した顧客がクーポンと一緒に写った写真が並ぶ。これはGrouponもおこなっている同様のキャンペーンでクーポンを引き換えるときの写真を送れば、抽選で商品券がもらえるというものだ。

今後、このサービスが単なる安いチケット購入場所に見えたとき、一番最初に離れるのは店側だろう。店側が期待するのは集客であり、プロモーション効果であり、顧客との関係作りだ。この写真キャンペーンがよいかどうかは別として、リアルなキャンペーンやイベントは重要な要素となるはずだ。

ちなみに中国での市場状況も聞いてみたところ、やはり300から400社が同様のサービスを開始しており、北京がもっともホットな場所だそうだ。細かくみるとやり方もそれぞれ違うそうで、残念ながら今回の取材で全てを聞き出すのは不可能だった。ただ、ひとついえるのは、やはりこちらも始まったばかりでこれからだということ。完全なるGrouponコピー(非公認)が存在するこの国の(いいかどうかは別として)パワーがこのビジネスをどう捉えるのか、興味深い。