[jp]DeNAはソーシャルゲームで2010年度Q1も増収増益。年内にはスマートフォン版モバゲータウンも。

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DeNAは本日、2011年3月期の第1四半期の決算を発表した。売上高は昨年同期比で175%(前期比27%)の241億9300万円、営業利益は昨年同期比282%(前期比22%)の119億8900万円と引き続き大きな伸びをみせている。

これを牽引しているのはご存知のようにモバゲータウンのソーシャルゲームだ。ソーシャルゲームの売上(アイテム課金、広告など)だけで前期から55%伸びて159億2800万となっている。つまり、実質的にはソーシャルゲーム事業がDeNAの全体の売上を押し上げていることとなる。

ソーシャルゲーム事業の売上の内訳は明らかにされていないが、自社の大ヒットソーシャルゲーム『怪盗ロワイヤル』を始め、内製ゲーム、オープンゲームともに成長しているとは代表取締役社長の南場智子氏の声だ。

さてこのあたりはおおかたの予想通りだと思うので、いくつか決算発表で明らかになった特筆すべきことをピックアップしておこう。

まず興味深かったのが、ソーシャルゲームを開始して以降、モバゲータウンの年齢構成比で30代以上のユーザー増えていることだろう。具体的には10代が26%、20代が42%、30代以上が32%で、2009年9月末に比べて、30代以上が6%増えている(逆に10代は5%減っている)。アバターが中心のころは、若い世代向けと見られていたモバゲータウンだが、ソーシャルゲームが中心コンテンツとなって年代の高い世代にも遊ばれるようになったということなのだろう。

また、今後の戦略としてプラットフォーム展開を推し進めていくことを明言している。現在のキードライバはいわゆるケータイのモバゲータウンが中心だが、10月にはPC向けのYahoo!モバゲーを開始し、年内にはスマートフォン向けのモバゲータウンをスタートさせるという。

海外向けにはすでに開始している英語圏に向けたiPhoneのゲームプラットフォームMniNationを推進していくが、すでに発表済みだがFacebook上に提供していた英語版怪盗ロワイヤルのBandit Nationは終了するという。これもプラットフォーム戦略の一環で、海外ではスマートフォン上のプラットフォームを推進したいため、リソースの配分を検討した結果、PCゲームとなるFacebookでの展開は撤退ということだという。
なお、MiniNationを運営する子会社ミニネーションの代表取締役には7月1日に同社COOの守安功氏が就いている。

DeNAでは今期の業績予想は上期で売上500億円、営業利益240億円としている。ソーシャルゲーム事業が引き続き伸びると言うが、単純に考えてもソーシャルゲーム事業で半期だけで300億円の売上があるとすると、安易に比較できないが、世界最大と言われるZyngaの売上を超えているのかもしれない(Zyngaは一説によれば6億ドルの年間売上があると言われるが真実は明らかにされていない)。