エッ? 4キャリア20機種が1キャリア1機種より売れたって? そいつは驚きだ

次の記事

ウェブページ制作ツールを提供するWeebly、ブラウザ内でドラッグ&ドロップ画像編集を行うImagePerfectを提供開始

紛わしいタイトルをつけたことは認めよう。Appleは実際には〈2種類〉の電話機を売っている。iPhone 3GSとiPhone 4だ(iPhone 4の前はiPhone 3GSとiPhone 3G)。しかしどちらもiPhoneである。一方が上位機種だというだけ。

さらには、現在米国内で何種類のAndroidスマートフォンが販売されているのかを正確に把握するのも難しいが(販売停止されたものなど)、だいたい20種類くらいだろう。もうちょっと少ないかもしれないし、多いかもしれない。しかし、肝心なのは「2」よりもずっと多いということだ。

しかし、まじめな話Android機の売上が初めてiPhoneの売上げを超えたというニュースで一番ショッキングだったのは、もっと早くそれが起きなかったことだ。世に出ているAndroid機の種類の多さが一つ。しかし、米国主要キャリアー4社のすべてを利用できるという事実こそが重要だ。

iPhoneが欲しければ、AT&Tと契約しなければならない。Androidが欲しければ、AT&T、Sprint、T-Mobile、そしてもちろん、米国最大のキャリアーであるVerizonのいずれかから選ぶことができる。この状況の中、AndroidがiPhoneより売れることに何か疑問があったのだろうか。むしろ、そうならなければ何かがおかしいと私は言いたい。

真に興味あるデータは、Android機のいずれか〈単一〉の機種がiPhoneより売れているかどうかである。今日(米国時間8/2)のNielsenのデータによると、それは起きていないようだ ― 1種類のAndroid機がこの売上額を支配しているのでない限り(それも起きていない)。

もう一つ興味深いのは、このデータが、Appleが新型iPhoneを発売する前のものであることだ。iPhone 4の販売台数は含まれていない

Androidは間違いなく大成功している。今後デバイスの種類が増え改善されるにつれ、さらに人気が出るだろう。米国内でWindows Mobile機種の数をまだ上回っていないという事実には、少々驚かされる ― MicrosoftがWindows Phone 7に力を入れる今四半期には、軽く追い越すだろう。

要するに、Androidにはまだ成長の余地がたくさんあるということだ。しかし、iPhoneとAndroidの販売台数を比較することは、リンゴ1つを、山ほどのオレンジと比べるようなものだ。

それも、Appleが米国で別のキャリアーを見つけるまでの話。それが起きることは誰もが知っている。問題なのは時期だけだ。来年の初めなのか。来夏なのか。キャリアーはVerizonなのか、T-Mobileなのか、両方なのか

Appleが、Android界に存在するように多くの電話機を作ることは決してない ― そもそも戦略が異なる。Googleは自社製OSをOEMに供給して市場に溢れさせることで、モバイル検索を制御しようとしている。Appleは自社製デバイスを作ることで自らのエコシステムを(アプリのエコシステムも)制御しようとしている。それは量対質の戦い。それは、Windows対Macintoshの完全な再現。ただしGoogleはAndroidを無料で配っている。

OEMは無料が大好き。ユーザーは選ぶのが大好き。4キャリアー20機種が1キャリアー1機種の売上を超えた。これは実に驚くべきことである。

[写真:flickr/Jean-David et Anne-Laure

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)