[jp]iPhoneアプリ「EPICWIN」は日常生活をRPGにする

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日常の雑事ほどやる気を失わせるものはないだろう。やらなきゃいけないことは多いけれど、楽しいことではない。そんな状況に一石を投じるのが人気iPhoneゲーム『Minisquadron』開発者のTak氏とPS3ソフト『リトルビッグプラネット』デザイナーのRex氏が少数でチームを組んで送る新しいiPhoneアプリ『EPICWIN』(えぴっく・うぃん)だ。

「伝説的な勝利」を意味するタイトルは英語ネットスラングでは「大きな意味は無いけれど心に残る勝利」といった使われ方をする。つまるところ、日常にちょっとだけゲーム的な勝利の演出をしてくれるアプリというわけだ。

EPICWINの本質は、TODOリストとして「一日の間にやらなきゃいけないもの」を記入してマークを付けるところにある。一日の雑事――たとえば、ゴミの分別、皿洗い、スーパーへの買出しといったこと――に経験値やレベルアップ、アイテム獲得といったRPG的要素が付与され、ユーザーはその雑事をクリアする「勝利」の満足感が得られる。雑事、すなわちイベントをクリアしてキャラクターを成長させて行くこのアプリは、次の雑事へ取り組む意欲を地味に刺激してくれる。さらにアプリ内でキャラクターが成長することで、冒険の旅が進んでいく。

EPICWINは8月19日、iPhoneアップストアで発売が予定されている。日本のアップストアでも購入できる(価格は未定)。日本語版の開発予定はまだないものの、自分で自分のTODOリストを入力して使うアプリのため、個人に合わせてプレイができるようだ。

レベルアップ、アイテム獲得などの大イベントはFacebookと連動して友人に知らせることもできる。Androidユーザーからも興味が寄せられているが、残念なことにAndroid版は開発されておらず、開発するとしてもiPhone版の発売後となるという。

実生活の助けとなるこのアプリの魅力はその単純性だが、FoursquareのようなロケーションサービスやSNSを通じて団体でなにかを成し遂げるイベントなど、よりゲーム性を発展させた展開方法を想像するのも楽しい。地域に合わせたサービス展開も色々と開発の余地がありそうだ。バーチャルとリアルを完全に分けるのではなく、日常生活にゲーム要素を持ち込む試みはこの先増えていくだろう。

EPICWINの真の魅力は「気持ちの持ち方次第で生活を楽しめる」ことにあるのではないかと思う。日常生活の小さな勝利から勲章を受け取り、無味乾燥な一日にちょっとした笑いが生まれる。それがこのアプリの勝ちとる勝利かもしれない。

以下がEPICWINのユーモアあふれる動画なので、見てみてほしい。