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[jp]レストランやエステだけじゃない! 「ドリパス」で考えるフラッシュマーケティングの商品開発

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日本国内でも次々と登場するフラッシュマーケティングのGroupon類似サービス。最近ではナイトライフ特化型のものまで開始されて、その競争は混沌としてきたが、今回紹介する「ドリパス」がいままでと少し違うのは、レストランやエステなどの店舗で実際にすでにあるサービス自体を商品化するのではなく、それ専用に企画を立てて商品として提供するところだろう。

具体的にはどういうものか。映画館特化型フラッシュマーケティングサイトとうたっているが、当初は新宿にある複合映画館のバルト9と組んで、映画館を使った共同購入のチケット販売を行うとしている。映画自体は現在興行しているものではなく、過去のアーカイブなどを企画モノとして上映しようというわけだ。

たとえば、現在ではほとんど上映されることもなく、DVDでも販売されていないような古い映画を、限られたファン層のみが楽しめるように上映したり、あるいは映画を上映するだけでなく映画館の設備の特色を活かして、大画面でビデオゲーム大会を楽しんだりといった企画などを販売しようとしている。当初はこういった企画を100本実現することからスタートとなる。

映画館という設備自体はすでにあるもので、映画を上映していない時間は、その設備自体は眠っている。この眠った時間やあるいは興行の予測ができない映画の上映を続けるよりも、事前に売上が確定するものをその設備にあてたほうがいい。共同購入型のサービスはその点、こういった企画物と合致するのだと、ドリパスを運営するブルームの代表取締役の五十嵐壮太郎氏は語る。

過去にはバルト9ではラルク・アン・シエルのライブを生中継したことがあり、通常の映画よりも高いチケットを販売できたという経緯もあるという。

今年の1月にレコード会社からデビューを果たしているRiemann.Micというヒップホップグループの一員として活躍する五十嵐氏は、そもそも音楽イベントのフラッシュマーケティングを考えていたというが、場所の確保のリスクからまずは映画館からこのサービスをスタートさせた。

将来的には自分自身もかかわる音楽に関するフラッシュマーケティングを実現したいのだという。

混沌としてきたGroupon系サービスだが、レストランなどの店舗では営業力が勝負となってくるため、Pikuとぐるなびが共同で事業を行うといった発表があったように、今後は資本提携やサービス連携などが出てくるだろう。

ただ、ドリパスが見せたように商品はレストランやエステだけじゃない。あらゆるところにフラッシュマーケティングのニーズはあるはず。単純な営業力に頼らない共同購入×ソーシャルマーケティング×タイムセールス×リアルの組み合わせは、まだまだこれからも登場してくるだろう。

ドリパスでは最初のキャンペーンとして、観たい映画をTwitterでつぶやいたら、その映画が上映された際に招待してくれるキャンペーンを実施している。