[jp] これからもこの業界のリーダーでありたいーーPikuはぐるなびと提携してどこへ向かう?

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Grouponがいよいよ日本にやってくる。Grouponの正式なリリースによるとGrouponはQ:podに第三者割当を実施してサイトと名称を変更、Groupon Japanを立ち上げるとし、これによってGrouponは29カ国、1300万人ユーザーにサービスを拡大させる。

2008年のローンチ以来、増え続ける従業員の数は実に1200人。なお、この一連の流れはインフィニティ・ベンチャーズLLPがアレンジしたと発表している。

※ちなみに本稿のインタビューは先週実施したものなので、急遽Groupon日本進出についてPiku側にコメントを求めたが、8月18日段階でまだ回答はない。アップデートがあればお知らせする。

確かにGroupon帝国が急激な成長を遂げていることは理解している。しかし、日本でこのビジネスが始まったのはたった3カ月前。ユーザーの認知も徐々に上がりつつあるとは思うが、今の段階でGroupon側に、特にブランド面で大きなアドバンテージがあるとはいえない。これは過去数々の有名サービスが日本に進出して失敗してきた経緯とも重なる。

ともあれ、これでこのビジネスに役者が揃ったのではないだろうか。Groupon本家とQ:pod、リクルート率いるポンパレード、ギャザリングのQponに好調な売れゆきをみせるKAUPON、20社を超える競合、そしてこのビジネスを日本ではじめてスタートさせたPikuだ。Pikuはつい先日、ぐるなびとの提携を発表した。彼らがこの先どのような展開を考えているのかーーピクメディアの代表取締役、森デイブ氏に話を聞いてきた。

まず、3カ月間での変化については「とにかく速かった。あの最初のインタビューの頃、5人から7人ほどだったメンバーは今40人ほど。最も大きな変化はこれだけの短期間によいメンバーが集まったこと」だそうで、メンバーは今もまだ増え続けているそうだ。

Pikuのこれまでの結果については現在までのチケット販売枚数が45000枚(売上げ総額は非公開)、ページビューが250万PV(7月末時点)になっている。5月が130万PVだったので約2倍になっていることになる。

流入経路については詳細なデータは公開していないものの、やはりソーシャルウェブ系からの流入が豊富で、「特に最近mixiからのトラフィックが堅調に伸びてきている」と教えてくれた。日本最大のソーシャルトラフィックをどのように手に入れるか、それがこのレースでは重要な鍵を握る。

6月までの2.5億円に加え、ジェイ・シードのアレンジで6.5億円の資金調達に成功しているが、この件についてもやはり「チームビルディングを最優先」に考えていると語ってくれた。このビジネスの先駆者であるGrouponが2年足らずで1200人を集めているのをみるとこの動き方には納得させられる。

しかし、一方で新しい機能、例えばパーソナライゼーションのようなアイデアについてなにか考えがあるかという問いについては「チームで色々議論して沢山のアイデアを用意している。これから数カ月でこのモデルを変化させたい」と森氏。詳細についてはまだだが、近々に公開されるのではないだろうか。

ぐるなびとの提携については「ようやく合意に達したところで詳細はこれから。9月に共同で新サイトを立ち上げる。またユーザーや店舗の紹介協力などは段階をおって実施していくことになる」と語り、カバーするエリアについても「まだ調整中。ぐるなび側と協議して最も効果的な方法を考える」と話すにとどまった。インタビューした日の前の週に提携合意が発表されているので、本当に詳細はこれからなのだろう。

「急激に成長するこのビジネスは本当にエキサイティングで挑戦しがいがある。日本ではじめてこのビジネスを仕掛けたものとして、業界のリーダーであり続けたいし、今後サービスの質の向上や業界基準を作っていくことにおいても、これから参入してくる競合たちの手本になれるよう頑張りたい」と最後に語ってくれた森氏。

ビジネスの成長が速いことは大変喜ばしいことだが、一方で同様のサービスがチケット遅配や内容に問題が発生するなど小さなトラブルが聞こえてくることもある。大変ホットな話題なだけにこれからこのマーケットを牽引していくプレーヤーたちはユーザーのことを忘れないように、さらなる発展を見せてほしい。

たった3カ月でめまぐるしく新しい展開をみせるGrouponレース、他のプレーヤーの動向も引き続きお届けしたいと思う。