iMacとMacBookのタッチ特許は、iOSコンバーチブル機の予兆か?

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Appleさん。あなたは何百万台ものiPhone、何百万台ものiPad、そして何百万台ものノートパソコンを売っている。App Storeはお札を刷っているけれでも、コンバージョン率にはまだ満足していないようだ。どうすれば、あなたのモバイル&タッチプラットホームにもっと人々を引き込めるだろうか。簡単だ。あらゆるデバイスをiOSデバイスに変えればよい。正確には、iOSコンバーチブルに。


Appleが申請した特許
に書かれているのは、ユーザーにOS XとiOSの両方をオンデマンドで提供することを目的とした2台のデバイスだ。iMac Touch(正式名称ではないが十分だろう)は傾けてチルトアップすることでタブレット風の平面を作り、そこでブラウズやゲームができる。MacBook Touchは、首振り、反転式の既存の「ノートPC-タブレットコンバーチブル機」とよく似た画面の構造を持つ。みなさんがどうかは知らないが、私はすばらしいと思う。値段も張るだろうが。

これらのデザインに対しては、賛否いろいろな意見があることはまちがいない。第一に、Appleがこんな何年も前からあるようなフォームファクターの特許を申請するのはちょっと奇妙だ。Lenovoをはじめとする何社かが、いくつも関連特許を出しているはずだ。また、仮にAppleがこのiMacでのアプローチで、タッチスクリーン付きモニターに関する問題をいくつか解決したとしても、デスク固定のタブレットが本当に使えるのかは疑問だ。

MacBook Touchのデザインもまた、Appleの既存の工業デザインからかなりかけ離れている。タッチ層を付けるために画面が厚くなるだけでなく、電力も余分に必要で、発熱も増え、主要ハードウェアによるサポートもさらに必要となる。私はAppleの工業デザインチーム、特にノートパソコンの人たちを信仰しているので、いつものように使いやすさと熱に関して妥協しつつ、きっとすてきなデバイスに仕上げてくれるだろうと思っている。

そこで疑問が2つ浮かんでくる。1つは技術面。iOSは320×480、960×540、1024×768の画面で動く。MacBookとiMacにこれらは存在しない。1440×900は全く奇妙な解像度だがAppleがこれを一般的な1366×768へとダウングレードするとは考えにくい。さらにはiMacの画面はどうか。2560×1440! これはiPad4枚分のビジュアルコンテンツを表示できる大きさだ。果たしてiOSはそんな解像度で使いものになるのだろうか。これは深刻な限界に達しているのではないのか。

もう一つの疑問は戦略的なもの。ユーザーは本当にMacBook Touchを欲しがるだろうか。もちろん、とみんなすぐに答えるだろう。すごそうだし。しかし、この機能のために$1500のノートにあと$800払うだろうか。それに、重さ5ポント(2.2kg)でCore i5の走るタブレットを使いたい人が本当にいるのだろうか。忘れてならないのは、こいつを手に持つこと、そして冷却ファンがユーザーの足と切り換えられた画面に遮えぎられながら、70℃以下に保つべく竜巻のごとく5000RPMで回転すること。iPadがパワー不足だって? あれ以上速かったら、バンパーならぬオーブン用手袋を配らなくちゃならない。これがコンバーチブルノートPCの、AppleがiOS用に薦めたい体験ではないかもしれない理由である。

Appleは少なくとも、2つのOS間を行き来することについては考えているだろう。タブレットやキオスク画面で小さなメニューオプションを押すのがいかにイライラするかは、誰もが知っている。タブレットインターフェースには異なるニーズがあり、UI要素を置き換えてタッチ動作を検出するための方法をいくつか準備していることで、Appleもそのことを認めているようだ。マウス、トラックパッド用の「高解像度」(ここでは入力での解像度のこと)インターフェースと、タッチ用の「低解像度」である。

記事を書いているうちに、かなり熱が冷めてきてしまったが、それでもAppleがこれをやってくれるかもしれない(あるいはやろうとするだけでも)と思うとワクワクする。大きな障壁も残っているが、もちろんこれらの特許はAppleの手の内すべてではない。Mac1台ごとにiOSデバイスが売れればすばらしいことだし、App StoreはAppleデバイスの主要コンテンツベンダーとしてさらに注目を浴びる。MacBookおよびProの製品ラインは最近強化されたばかりなので、この変更が、仮にあったとしても、すぐに行われることはないだろう。しかし、目は離させない。

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(翻訳:Nob Takahashi)