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PayneがTwitter APIの次に作った'むかつかない銀行'BankSimpleが$3.1Mを調達

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ニューヨークのBankSimpleが今日公表した資金調達状況によると、同社はFirst Round Capital、Roger EhrenbergのIA Ventures、およびVillage Venturesの3社が仕切り、Ron ConwayのSV AngelとAmy Nauiokas/Sean ParkerのNauiokas Parkも参加したラウンドにより、初めてのベンチャー資金を獲得した。額は公表されていないが、確かな筋によれば$2.9M(290万ドル)である。このほか同社は昨年、転換社債により19万ドル(今回のラウンドで株式に転換)を調達しているので、調達総額は$3.1M(310万ドル)になる。

BankSimpleは、まだ立ち上がっていない。同社の目標は、銀行業務のインタフェイスの改善(“むかつかない銀行”を作る)にあり、物理的に預金を預かるのは提携先の既存金融機関である。”でも、顧客の目に触れるのは、われわれが何をやるかだけ”だからね、CEOのJoshua Reichはそう言う。つまりBankSimpleは、銀行の新しいフロントエンドとして、Webやモバイルのアプリで顧客対応する。銀行の利用内容がどれだけ複雑でも、一人の顧客のアカウントは一つ、そして自分の銀行利用状況や財務状況が細部まですべて分かるその人用のダッシュボードが提供される。

その基本的な目的は、顧客のリアルタイムの口座情報をシンプルで現代的なWebインタフェイスで提供することだ。たとえば過振りになりそうな小切手を切ったら、すぐに携帯電話に警報が来る。だから、顧客の要件はスマートフォンを持っていてモバイルのアプリケーションが使えること(最初はiPhoneとAndroidに対応するだろう)。小切手を預金するためには、携帯電話で写真を撮ってBankSimpleに送信する。BankSimpleの自分の口座に結びついたクレジットカードも、もらえる。

“これまでの銀行のやり方は、製品の押し売りだ”、そうReichは言う。そしてそれらの製品の利用者になるたびに、銀行に取られる手数料が増える。BankSimpleは、手数料収入を収益源にしない。収益源は、契約銀行と折半する金利差益だ(預金金利と貸出金利の差額)。同社がバックエンドとして求めている提携先は、いくつかの卸売銀行(wholesale banks, 個人でなく主に大企業を顧客とする銀行)だ。

銀行のユーザインタフェイス部分だけを扱う同社は、TechCrunch DisruptのファイナリストであるBettermentのやり方とやや違う。Bettermentも、単一の情報性豊かなアカウントによりオンライン銀行のシンプルなインタフェイスを目指しているが、預金も自分で扱う。Reich曰く、”預金を自分で扱ったほうが儲かることは分かっている”、ただしそれをやると、法規の遵守、大量の現金の管理など、業務が一挙に複雑化する。それらは、既存の銀行のほうが、ずっと上手にやってくれるだろう。BankSimpleが本当にやりたいことは、たった一つしかない: 顧客が悲惨な思いをすることのない銀行を情報技術により実現すること。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))