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スティーブ・ジョブズの二枚舌再び:Apple TVの「ノー」は「イエス」の意味

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まとめ:Appleの新メディアデバイスに対する本誌の意見

「これからは、映画を見て、それをテレビにプッシュして、そこで結末を見られるようになります。iPadからテレビに写真をプッシュできるようになります ・・・どうです、かなりクールでしょう」

— Apple CEO Steve Jobs、2010年9月1日

多くの人たちが、Jobsの今日の「and one more thing …」は、Appleの「ホビー」であるApple TVのためにとってあることに気付いていた。Jobs自身が、6月のD8カンファレンスでAppleのTVベンチャーを「ホビー」と言っていた、それほど冗談めかすことなくAllThingsDigitalのKara SwisherのインタビューでApple CEOは、あの見下すような「頭のよい人ならわかるでしょう」発言と共に、Apple TVに見切りをつけたことをほのめかした。

「テレビ業界の革新における問題は、Go To Market戦略にあります・・・Tivoに聞いてみてください。Rokuにも、私たちにも。・・・数ヵ月後にGoogleにも。これはテクノロジーの問題ではなく、ビジョンの問題でもなく、Go To Market戦略の問題です。テレビは実にバベルの塔的で、分断化されています。」

Steve Jobsの別の発言を分析してみると、概して彼は、将来の商品開発に関して本気で話していない。それがAppleのモバイル進出についてであれ、ビデオiPodであれ、彼がiPad発売の前に言った「タブレットは敗者のためにある」発言であれ。

Jobsの「頭のよい人にはわかるでしょう」と、今日の「かなりクールでしょう」とでははかなりの開きがある。膨大な販促資料だけを見ても、AppleがApple TVに本気であることがわかる。少なくとも最悪な状況から抜け出そうとはしている。

そして、もしJobsがApple TVについて話すことの本当の意味を知りたい方のために、6月にTechCrunchに掲載されたなぜ、今日のApple TVホッケーのパックが、さらなる野望への足がかりなのかに関する、特に予知能力に優れた記事を引用しておく。

「世界で最良のテレビはAppleテレビだ」と言うJobsの声が、聞こえてくるようだ。そしてもちろんそれは、ソファに寝そべってウェブサーフィンをする装置としても最良、リビングルームのアプリケーションコンソールとしても最良、そして家庭のオンラインメディアプレーヤーとしても最良の製品だ。

今ならMG(上の記事の筆者)には、Steve Jobsの声が未来から聞こえるだろう。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)