comScoreレポート:ライブストリーミングビデオの閲覧時間は1年で650%増と急成長

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comScoreが最近リリースしたレポートによれば、ウェブ上でのライブストリーミングが急速な成長を見せているとのことだ。レポートによれば、この1年間でアメリカ人がメジャーなライブストリーミングサービス(Justin.tv、Ustream、Livestream、LiveVideo、およびStickam)でライブ動画を閲覧した時間は648%増加して14億分に達したとのことだ。もちろんウェブでビデオを閲覧する機会自体も増加しており、この1年でYouTubeやHuluもそれぞれ68%および75%の増加を示している。しかしcomScoreによれば、それでもライブビデオの成長が著しく、ますます多くの人がライブビデオを閲覧するようになってきており、ビデオ閲覧時間のかなりの部分をライブ閲覧が占めるようになってきていると結論している。

閲覧者数の面で言うと、従来のビデオサイトの方がはるかに多くはなっている。しかしライブビデオサイトでは、より長時間閲覧する傾向があるとのことだ。統計によれば、従来のオンラインビデオと比較して、ライブビデオの閲覧時間は平均で7%長いのだという。

広告主もライブビデオサービスではターゲット層がより絞り込みやすいとして、ビデオ広告の出稿先として注目しているようだ。ライブビデオサービスにおいては、平均的オンラインビデオサービスに比べて18歳から34歳の男性の占める割合が72%高くなっているそうだ。comScoreの統計によれば、ライブビデオサイトでは18歳から34歳の男性が全体の30%を占めているとのこと。

閲覧者数で従来型ビデオサイトの後塵を拝しているライブビデオサービスではあるが、Justin.tv、Ustream、およびLivestreamはこの1年間でそれぞれ数多くの視聴者を獲得している。Ustreamは7月にユニーク閲覧者数が320万に達し、Justin.tvとLivestreamもそれぞれ260万および240万となった。但し、ビデオの提供本数はLivestreamが1億6千万本以上でJustin.tvの方は1億3千万ほど、そしてUstreamは2000万本だ。Ustreamは本数が桁違いに少ないが、Justin.tvと比較すると平均で8分、Livestreamとの比較では平均17分長く視聴されている。閲覧時間合計を見てみると、Justin.tvの9億分という数値が他の2つのサービスを圧倒している。

こうしたストリーミングビデオの成長は驚くようなことでもないだろう。UstreamやJustin.tvなどがプラットフォームの提供を行って、コンピュータやモバイル端末でライブビデオを閲覧する人がどんどん増えている。Justin.tvはライブ配信の行えるAndroidアプリケーションを最近リリースし、iPhoneアプリケーションもある。Ustreamの方も既に同様のAndroidアプリケーションの提供を行っている。またUstreamは$90M(9000万ドル)にも及ぶベンチャー資金を新たに調達し、CEOのJon Hamは、YouTubeがライブストリーミングプラットフォームを開始(YouTubeはまだ参入の構えを示していないが、Googleはライブストリーミングの提供を行うだろうと噂されている)しても、この分野での主導権を握り続けることができると見ている。

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(翻訳:Maeda, H)