Mark Zuckerberg、「Facebookを近々上場するつもりはない」

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QuoraのCEO、Adam D’Angeloの熱心な議論を受け、Facebookのファウンダー、Mark ZuckerbergはFacebook Questionsのページを通じてFacebookの株式上場の時期について発言した。 最近入社した社員たちの強い期待にもかかわらず、Zuckerbergの立場は「株式の公開は大胆な新プロダクトの開発を萎縮させるおそれがあるので当面考えていない」というものだった。 「われわれが開発するプロダクトの一部には大きなリスクを伴なうものがある。それを考えると当面株式を非公開にしておくほうがメリットがあると思っている

全文:

われわれはFacebookを近々上場するつもりはない。われわれの株式上場に関する考えは他の多くの企業とは異なっている。多くの企業にとって株式上場こそが目的であり、上場の成功を目指して経営を最適化しようとする。われわれにとっては上場ははゴールではない。ある時点で上場が適切な選択であるようになれば上場するだろう。われわれは外部からの投資を受けて入れているし、自社株を社員に給与している。最終的にこれらの株式が現金化できるようにすることは私の責務だと思う。しかし上場が短期的に行われなければならないとは考えていない。Facebookが持てる可能性を最大限に発揮できるようにすることが最優先の責務だ。

われわれが開発するプロダクトの一部には大きなリスクを伴なうものある。それを考えると当面株式を非公開にしておくほうがメリットがあると思っている。例えば、ニュースフィード、Facebookプラットフォーム、Facebook Connectなどはどれも当初大きな議論を巻き起こしたものの、やがてきわめて価値の高いサービスとなった。賛否の意見が分かれるような新サービスの投入を続ける会社経営は難しい。上場された株価が乱高下することになれば、経営の困難はいっそう大きくなるだろう。まだこれから開発しなければならない先ほど挙げた例のような重要なサービスが多数残っている。現在のところ、私は上場よりもそうした新サービスの開発に専念したい。

これに答えて、TechCrunchのMike ArringtonFacebook Questions pageに次のようなコメントを投稿した。 「しかしSteve Jobsも昔『Appleは絶対に電話など作らない』と言っていたぞ

二枚舌を使うのはAppleばかりではない。ZuckerbergのコメントはGoogleの共同ファウンダー、Sergey Brinが株式公開の直前に「冗談じゃない。われわれは株式上場なんかしない」と言ったのを思い出させる。

しかし「株式上場は新プロダクトのリリースに関して余計な圧力になる」というZuckerbergの指摘は正しい。Googleの株価はBuzzやStreetviewのような賛否の議論の分かれるプロダクトのリリースのたびに大きく上下した。

Update: Dav Yaginumaは、going public(株式上場)というフレーズが3回縦にならぶ面白いレイアウトを発見したことをコメント欄で指摘してる。

Thanks: Jonny Anderson

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01