[jp]iPhoneアプリの市場分析ツールQuerySeekerがまもなく登場

次の記事

Lumusのシースルー眼鏡ディスプレイを体験―3D、ARが革命的にリアル化する予感

iPhoneやiPadアプリをリリースしたのはいいが、どうプロモーションすればダウンロードされるのかという質問はよく聞く。スマートフォンでないケータイ電話のコンテンツやサービスのプロモーション方法は、ある種確立されたものがあるのだと思うが、iPhoneやiPadのものに対するマーケティングは、各社それぞれに工夫をしながらやっているようだ。いまでこそいくつかの広告プログラムも出てきていて、広告を出稿することについては簡単にはなってきているが、それだけではヒットは生めない。

そのために必要となるのが市場分析となる。QuerySeekerはiPhoneやiPadアプリのダウンロードデータから市場動向を分析するためのツールだ。

その仕組みはいたってシンプル。Appleが一般に公開しているiTunesのRSS情報を取得して、その情報をもとにアプリの無料、有料別にダウンロード数のランキングや売上高のランキングをデータとして保持する。このランキングデータとTwitterのiPhoneやiPadのアプリに関する話題を紐付けて分析できるようにしているクラウド型のサービスだ。データは7カ国のものをそれぞれ取得している。

QuerySeekerには無料版と有料版とがある。無料版は単純に数種類のデイリーのランキングが見られるだけだが、有料版はあるアプリを指定すると、そのアプリのランキングの順位変動のグラフやそのアプリがTwitter上でどんなふうに言及されているか(Twitterのつぶやきに含まれているURLの先の記事内での言及が参照される)がわかるようになっている。

つまり、どんなサイトで話題になってユーザーがアプリをダウンロードするのかが、このサービスを見れば分析できるようになる。ただ、ダウンロード数や実際の売上データまでは調べることはそのデータの性質上できない。過去には「iPhoneアプリの売上を暴露する」なんて記事もあったけれど、それだけどのアプリが売れているかはみんなが知りたくても得られない情報ではある(QuerySeekerを提供するクエリーアイ代表取締役の水野政司氏は各社がデータを公表してくれれば、予想値を算出することもできなくないという)。

QuerySeekerは、サービスとしてはまだ正直荒削りだが、いままでこういった分析ツールがなかったことを考えれば、iPhoneアプリ開発ベンダーにとっては少なからず参考にはなるだろう。有料サービスは10月末から開始され、1カ国あたり月額14万8000円となり、それ以上の国のデータを参照する場合には価格は応相談となる。