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TC Disrupt―7つのファイナリストが最後の売り込みでQAに答える

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Gmail、利用者の好き嫌いにあわせてスレッド表示機能をオフにする機能を追加

〔訳注: 優勝はすでにQwikiに決まっていますが、今たった一人で翻訳してるので、優勝記事の翻訳はこのあとになります。!!!〕

TechCrunch DisruptのStartup Battlefield(デモ合戦)は、いよいよ大詰めだ。最後まで残った7社のファイナリストが、シリコンバレーのオールスター審査陣の前で最後の売り込みを行う。以下が、審査員たちの質問と、それへの答えだ。各社を取り上げた本誌記事(一部は未訳)へのリンクもある。

審査員:

Kevin Rose
Marissa Meyer
Jason Goldman
Ron Conway
Roelof Botha


Badgeville

本誌の紹介記事は: BadgevilleはWeb全体をソーシャルゲームとバッジだらけにしたい

5人のチームが25万ドルを調達し、すでに利益を上げている。

KR: いいね。WebのためのFoursquareだ。

MM: 私も気に入った。アクセス分析の部分が強力だね。サイトに組み込まないといけないけどね(つまりまだWeb全域化はしていない)。

JG: キャッシュバックや謝礼は、ユーザが設定できるが、Foursquareを見ても分かるように、謝礼やおまけのセットアップは難しいよ。

A: それは、実装次第です。実装の中で顧客に、もっとも良いやり方をコーチしようと思います。

RC: スタートアップなのに、すでに売上が資本の倍になってるのはすごいね。競合他社はある?

A: 多くの消費者サイトがこういうものをWebサイトに乗せたいと思っていますが、ホワイトレーベルでないし、やり方が中型〜大型サイトに合っていません。私たちのビジョンはサイトのゲーム化ではなく、ユーザの行動やその結果に影響を及ぼすことです。中型や大型のパブリッシャーに売るだけでなく、APIを通じてロングテールにも浸透すると思っています

RB: そこが、カギだね。中心テーマはモバイルとソーシャルだ。Webサイトのオーナーが自分でやるなんて、考えないほうがいいね。だからこの会社は、良いスタートを切ったと思うよ。


Pinger

本誌の紹介記事は: iPod Touchを無料の携帯電話に変えるPinger/Textfree

MM: 収益源は?

A: すでにテキストに広告を載せています。音声では、ユーザが通話時間を買ったり稼いだりします。稼ぐのは、お得情報(offers)からです。

JG: どこがユーザ獲得の要(かなめ)? 国内だけ? 通話料は分単位かな?

A: 本物の電話番号を与えます。今は国内だけです。1分2セントぐらいです。

RB: 競争は厳しいよ。

A: キャリアにとってわれわれは、デバイスやiPadなどを彼らのネットワークに持ち込む側です。われわれのおかげで、彼らのトラフィックが増えます。Skypeでは、電話番号をもらうのが有料です。Google Voiceは対象とする問題や市場がわれわれと違います。Google Voiceはしかも、ユーザの時間を消費しています。

KR: すでに利益が出ていて成長しているのに、なぜこんなところに出るの?

A: Michaelに頼まれたんです。お金はいりませんが、PRの機会は重要です。
A: 一部の学校では禁じられていますが、それもPR的には好機です。

RC: 子どもたちも、18歳になったら、本物の携帯電話を使うだろ?

A: 良い製品を与え続ければ、使い続けてくれるでしょう。

JG: 音声部分に関しては、無料のアプリケーションをダウンロードしたら通話時間が有料だったってのは、ちょっと、あれだね。そんなアプリケーションなら、たくさんあるからね。しかも、不払いユーザの削除という、メンテナンスの問題も抱え込む。

A: 有料のダウンロードもあります。iTunesのアカウントを使えます。


GameCrush

本誌の紹介記事は: 男性が金を払って女性と一緒にゲームをする「ゲームデートサイト」GameCrush

RC: その、あの、有料の女性だけど、人数はたっぷりいるの?

A: 登録ユーザの12%が実際に女性と遊びますね。非公開ベータの3か月で、6000名の女性を確保しました。

MM: ゲームなら人が集まるとは限らないよ。そこにしかない、しかもおもしろいゲームでないとね。それに、リアルタイム機能があると、もっとやみつきのサイトになるだろうね。

A: PlayDatesでプレーヤーたちが関係を築いていることに気づいたんです。それを、もっとおもしろいゲームで拡張しよう、と。今後はほかのプラットホームにも、置けるでしょう。

KR: 1分60セントは高いよ。

A: 最初は1分1ドルでしたが、値下げしました。60セントなら、みんな納得してくれるようです。
A: たしかに、きわどい、やばい、サイトであることは認めますが、でも、いわゆるアダルトサイトではありません。

JG: スポーツバー(男性が見知らぬ女性にドリンクをおごってナンパするバー)のことを言っていたようだが、でも、ゲームにはそんなムードがないだろ。

A: スポーツバーにナンパ(する/される)目的で来る人は、スポーツのことなんかどうでもいいんです。ゲームサイトも、それと同じです。

RB: イノベーションは、おもしろいね。ビデオが、横にあったりとか。それまでのリアルタイムビデオは、そうじゃなかった。Chatrouletteが、その皮切りだったと思うが、とにかく、ものすごくおもしろいイノベーションだよ。しかし、ゲーム以外にも、いろんなソーシャルな要素を入れられるんじゃない?

A: 目標は対話的経験の充実ですから、飛行機の操縦でも料理でも、なんでもいいのです。


Opzi

本誌の紹介記事は: Opziは企業用のQuoraだ

RCはこのサイトの投資家である。

RB: ユーザを有料の顧客にするのが難しい。

A: Yammerのやり方を見習っています。製品開発のときなんか、チームリーダーがまずそれ(Yammer)を採用して、やがて社内に口コミ的に広めます。

KR: Quoraにできないことは?

A: Quoraは知識を取り出して、それを公開します。あくまでも消費者向けです。だからうちは、Quoraのタイプではないと思います。企業は、質問の答えを得たら、消費者とは違うことをします(利用目的がQuoraの消費者とは違う)。

MM: でも、ユーザ企業がこれをどう統合化するかだ。企業は、これ以外にもいろんなところから情報が発生している。高機能な企業用検索機能が必要だね。

JG: 敵はQuoraよりもむしろ、GoogleやSalesforceだろう。彼らは企業向けにすでにそんなサービスを提供しているからね。

RB: 検索自体は完全でなくていい。だいじなのは、質問した人と、答えのありかを知ってる人を、結びつけることだ。


DataSift

本誌の紹介記事は: Tweetmemeのファウンダが作ったDatasiftはツイートの山から針一本を見つける

RC: ビジネスモデルは?

A: 売上の50%はデータの販売です。クラウドベースで、われわれが面倒な仕事をした代金をいただきます。

KR: Yahoo Pipesは楽しいが、どうやってたくさんの人に使ってもらう気?

A: iPadアプリはニュースを雑誌のように視覚化できます。


CloudFlare

本誌の紹介記事は: CDNを大衆化するCloudFlare–ユーザのセットアップ時間はわずか5分

Disruptに出場して以降、毎分2.1(10分で21)サイトが新規登録している。

MM: ニーズはすごくある。難しい問題だからね。将来のロードマップは?

A: 目標は、インターネット全体を守ることです。うちのネットワーク上のサイトを訪れる人には、最良の経験を与えたいと思います。

JG: 5つのデータセンターを自前で作ったの?

A: 自己資金ではありません。すばらしいパートナーたちから200万ドルを集めました。

RC: この前のDisruptで優勝したSolutoも、とても良かったが、あなたがたの場合、IP(知財)をめぐる問題はないのかな。機能等は、完全なのか。

A: 実際に、ユーザをご覧になっていただきたいと思います。何も、機能的な問題はありません。

JG: 料金体系は?

A: フリーミアムです。有料版は、機能も多いです。SSLとか。また、ユーザがエラーページなど一部のページの収益化を許可してくれたら、OpenDNSのようなこともできます。ただし、ユーザのコンテンツはまったくいじりません。うちは、非侵襲的(unintrusive)です。ウィルス等に感染したコンピュータがユーザのサイトに加わったら、すぐに検出できます。

KR: トラフィックのものすごく多いサイトでも大丈夫かな。ダウンしたらどうなるの?

A: トラフィックの多いサイトも経験済みです。SXSW Panelpickerです。大きなボタンを押すと、トラフィックはバックエンドにルートされます。DNSがダウンしたら、別の大きなDNSプロバイダへ行けます。

RB: うちはOpenDNSに投資している。顧客の獲得と、サービスの分散化はどうか?

A: 将来はチャネル化も考えます。月曜日にはHostGatorとの提携を発表しました。CloudFlareが彼らのコントロールパネルに組み込まれました。

KR: 技術チームは?

A: 6年前に、Project Honeypotというものを始めました。オンラインの悪質行為を見つけるプロジェクトです。最初は、メールを対象にしました。YahooのOpsのチームにいた者もいます。今、技術者を募集中です。
A: ホスティングのプロバイダは、単にうちの有料顧客であるだけでなく、インフラを築くために協力しあえると思っています。

RC: データセンターの費用は?

A: 一定です。いちばん小さいので、マシンは3台です。具体的な金額は、言えませんが。


Qwiki

本誌の紹介記事は: Qwikiは情報検索の未来体験だ

RC: 今回、いちばん大きなアプリケーションだが?

A: Qwikiはプラットホームです。

KR: きれいでエレガントだが、内容はWikipediaかな?

A: Wikipediaもソースですが、もっといろいろあります。メディアや、ビデオや、構造化データもソースです。

MM: とても洗練されているし、視覚的に美しい。よくまとまってる。情報を見ることが楽しくなる。対話的要素は?

A: 対話的ビデオは時間がかかりますが、よくおぼえますね。

JG: パーソナルアシスタントという、分かりやすい見方でいいのかな。でも、単なる情報検索ではないよね。

A: これまでに大量のテキストを扱いましたから、われわれはテキストを軽視しがちになっています。でもほかの人なら、ユーザがほしいものプラス彼らが使っているものを与えてくれるでしょう。

JG: どんな使われ方を想定しているのかな。HALのように、朝iPhoneに起こしてもらうのはどうかな。

RC: 私が実際に使うか、それは分からないが、考えてみよう。Barry Dillerなら、これを買ってCityGridに使うだろう。Web上には大量のテキストやビデオがあるが、オーディオも含めたらほんとにユニークな製品になると思うね。Flipboard的になるよ。

A: 大量のソースを利用しています。でも、プレゼンは違いを強調します。Flipboardに似ている面ではなく、それとは違う面を見せようとします。

RB: あなた方が見つけたのは、”サイトとサウンドと動き”が人の想像力を捉えることだ。処理費用はどれぐらいかな?

A: すべて、リアルタイムでアルゴリズムが作り出します。キャッシュするのはコンテンツそのものではなく、リンクのような参照です。キャッシュするものは、使われ方によって違います。

収益化は?

A: ユーザが増えた段階で、高度な広告エンジンを作ろうとおもいます。今は、目の前の製品のみです。でも、消費者の要望次第で、できることは山ほどあります。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))