王様は裸だと言おう: Facebookを組み入れてもPingはやっぱりがらくただ

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Appleの”ソーシャルネットワーク”への進出がこれまで、いろいろ騒がれてきた(ま、何がソーシャルネットワークかというモンダイもあるけどね…)。それはAppleのソフトウェアiTunesに新たに導入された、Pingという機能のことだ。

それを肯定する人たちは、何かすばらしいものの始まりだ、と言う。それほど 高く評価しない人たちもいる。

私は後者で、Pingは馬の糞だと思う。将来の1億6000万人のユーザを、ばかにしている製品だ。

過去に買った曲を「いいね!」したり共有する機能が最近加わって、たしかに何千倍も良くなったとは言える。

でもそれは、過去のPingがどんだけクサいものであったかを物語るにすぎない。Appleの社内には、ユーザの既存のiTunesライブラリにはPingのサポートを最初から加えないと主張して叱られた人たちがいるらしい。でもぼくは、その人たちを支持する。

しかも、いまだにそれは、誰も望んでいなかった機能のようだ。

そうさ、でもね、FacebookとAppleが、土壇場でPingとFacebookの統合化を共同で取りやめるようなことをしなかったら、もっと分かりやすい風景になっていただろう。本当に本当のフレンドとコネクトできたり、音楽のレコメンデーションを送ったり、買ったものを共有したりが、FacebookのおかげでPingの中でも外でもできたら、そりゃーすばらしいだろう。

つまり、Pingは、今ほどひどい製品にはなっていなかっただろう。何らかのやり方でそれが実装されたら、完全に汚名返上になるはずだ(FacebookのCTOは“絶対にやる”と断言しているようだが)。

Facebookの統合化によってPingが輝かしく変身するなら、馬の糞と言ったことを喜んで取り消そう。でも、その早期実現に関しては、悲観的にならざるをえない。

悪い意味に取らないで欲しい。Pingは、もうちょっと役に立つため、あるいは楽しくなるために、Facebookの統合化が必要だ。でも、ちょっとぐらい役に立つとか楽しいとかは、人びとが求めているものではない。音楽を見つけたり、そのためのもっと良いソーシャルネットワークはほかにいろいろあるから、Pingの特徴といえば、iTunesのおかげでオーディエンスの数がやたら多いことだけだ。でもPingは、それだけを純粋に製品として見れば、現状はやはり臭い糞だ(とくにデスクトップ上がひどい)。しかも、みんながそう感じてる。

本誌はPingをデビュー以来大きく扱ってきた。本誌以外にも、記事は山のように見ただろう。はじめのうちは、フレンドをフォローしたり、数名のアーチストをフォローしたり、また逆にフォローされたりしただろう。でもその後は、あまりPingを使わないんじゃない? Pingのおかげで、たくさんの音楽を見つけられた? フォローしている人と実際にコネクトしたり、アーチストたちと仲良しになったりできた?

Facebookとの統合が実現しても、それは基本的に変わらないとぼくは思うんだ。もし、実際に実現したとしても。

デビューのときJobsはPingについて、”FacebookとTwitterとiTunesを合わせたようなもので、単なるFacebookではないし、単なるTwitterでもない”と言った。この言葉の、後半は正しい。しかし前半はウソで、FacebookもTwitterもそこにはない。このパーティーに出席しているのは、iTunes一人きりだ。

その結果、あまり活気のない製品になってしまったのさ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))