PayPal、近くマイクロペイメントサービス開始へ―音楽、ビデオ、ゲームなど全デジタルグッズが対象

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PayPalはウェブ上でPayPalを通じて少額の決済が可能になる新しいマイクロペイメント・サービスを準備していることを8月に発表していた。今日(米国時間9/6)、PayPalはTechCrunchの取材に対して「デジタルグッズに最適化されたサービス」、つまり新しいマイクロペイメント・テクノロジーを数週間後に迫ったデベロッパーカンファレンスInnovateで発表すると明かした。PayPalは多数の有力企業とデジタルグッズの販売に関する提携に成功しており、カンファンレンスでこれについても同時に発表するとしている。

このマイクロペイメントサービスの重要性を理解するにはPayPalの言うデジタルグッズの内容をよく理解する必要がある。PayPalによれば、オンラインで取得できるビデオ、音楽、ゲーム(バーチャルグッズや仮想通貨も含まれる)、有料コンテンツ、電子書籍、ソフトウェアが新サービスの対象になるという。

PayPalによれば「アーケードでゲームを続けるためにコインをスロットに落としこむが、いわばそのオンライン版」だということだ。 PayPalは、ゲームであれ読書であれビデオであれ、支払いの手間を可能な限り低減させることを狙っている。

PayPalは新サービスのパートナーの具体的な名前については明かすのを避けたが、われわれは主にPayPalを通じて多額の売上を得ている有力企業をいくつか知っている―Zynga、Blizzard、Apple(iTunes経由)、GaiaOnlineなどだ。ZyngaとAppleは、両者のプラットフォームを利用して行われる膨大な購入を考えただけでも、PayPalが新サービスを立ち上げるに当たっての理想的なパートナーといえるだろう。

このサービスがPayPalに多額の収入をもたらすことは疑いない。2009年だけでも、PayPalは$20B(20億ドル)分のデジタルグッズの購入を処理している(総処理額は$72B(720億ドル))。2010年上半期にPayPalは$1.3B(13億ドル)分のデジタルグッズを処理しており、今年1年で$3B(30億ドル)を処理することになるものとみられている。事実、ソーシャルゲームにおいてアプリ内で直接取引されるバーチャルグッズの代金の50%はPayPalを経由している。

最近の“Inside Virtual Goods”レポートによると、マイクロペイメントとバーチャルグッズの市場は2009年から2010年にかけて51%も成長している。2009年にアメリカでは$500M(5億ドル)以上のバーチャルグッズがソーシャルネットワークのプラットフォーム上で取引された。この金額は2010年に2倍になるものと見込まれている。

ビデオコンテンツも大きな収益源だ。現在アメリカのビデオコンテンツのダウンロード市場は$467M(4億6700万ドル)だが、Forresterの予測では、2013までに$900M(9億ドル)を超えるだろうという。

PayPalの発表を現地で見たければこちらでカンファレンスのチケットが購入できる。PayPalは今週金曜日まで特別割引を実施している。太平洋時間で火曜日の11amから金曜日の12 amまでの間にサイトを訪問してTWEETというプロモーションコードを入力するとわずか$49でInnovateカンファレンスのチケットが購入できる。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01