Solar Roadways
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全米の道路をソーラーパネルで舗装するSolar Roadwaysの夢がGEのEcomagination賞を受賞

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やっぱり、未来の道路はソーラーパネルで舗装されるらしいね。

8月の初めに本誌は、独創的なエコ企業Solar Roadwaysを取り上げた。同社の大胆なプランは、アメリカ中の道路を、ガラスの表面がつるつるでないソーラーパネルで舗装し、そこから得られる電力を一般に送電するとともに、道路標識用のLEDの電源にもしよう、というものだ(下のビデオを見て)。Solar RoadwaysのファウンダScott Brusawによれば、カリフォルニアからニューヨークまで、つまり合衆国の西岸から東岸までびっしり、ソーラーパネルを敷き詰めたら、アメリカのエネルギー事情と風景の両方が、劇的に変わるという。〔Solar Roadways紹介記事(日本語)〕

この男は、頭がおかしいのか、もしかして?

第一印象はそうだった…合衆国のインフラはお粗末、アスファルトの補修だけでもたいへん、赤字が増え続けている国の財政でどうやって道路の舗装に1マイルあたり440万ドル(Brusawの試算)も投じられるのか? でも、私は間違っていたようだ。3500あまりの応募者のあったGEのEcomagination Challenge賞は、Web上の投票により、Solar Roadwaysを第一回の優勝者に決定した。その賞金5万ドルは、Brusawの12インチ四方のパネル10枚の費用に相当する。

なお、この賞に集まった投票総数は、およそ74000である。つまりこれは、いわゆる’視聴者が決める賞’に近い。

GEのEcomagination Challengeは、GEとベンチャーキャピタル企業Emerald Technology Ventures、Foundation Capital、KPCB、RockPort Capitalの提携事業として、環境技術関連のスタートアップに総額2億ドルを投資する。この事業の目玉は5つのイノベーション賞(Innovation Awards)(各10万ドルの賞金)で、11月の初めに発表される。GEと応募企業がビジネス関係を結ぶこともありえる。

イノベーション賞も、GEとの恵まれた契約もまだないSolar Roadwaysは、エコ界の大スターではないが、Bursawが木曜日(米国時間10/14)に語ったところによると、Ecomagination賞をもらったことによって、同社のWebサイトとFacebookやMyspace上のページは訪問者がこれまでの約5倍に増えた。優勝によって、今後の資金調達が楽になるかもしれない。賞金の5万ドルに加えて、同社はすでにFederal Highway Administration(FHWA)からの10万ドルの補助金を確保し、さらにFHWAの75万ドルの研究事業に応募している。

しかしこの合計90万ドルが得られても、Bursawのゴールはまだまだ遠い。彼自身も、この夢の実現には(実現するとしても)数十年かかると自覚している。しかし彼によれば、Roadwaysの技術にはもっと小さな実用的な応用がありえる。たとえば彼は今、Wal-Martのようなナショナルチェーンに、駐車場に同社のパネルを張りつめると店舗やレストランなどの電力をまかなえる、という話を持ちかけている。使用するガラスの構造、車のタイヤとの最適摩擦の実現、長寿命性、パネルの大量生産技術など、克服すべき課題もまだ多いのだが。

やっぱり、信じるのは実際にその上をドライブしてからにしようかな。

なお、楽屋裏情報として、GEはTechCrunchのGreenTech(環境技術)部門のスポンサーなのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))