Wall Street JournalがFacebookのプライバシー問題をめぐってから騒ぎ

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なんだかわけのわからない話だ。今日(米国時間10/18)は皆がWall Street Journalが掲載したFacebookのプライバシー侵害問題をめぐる一連の記事の話をしている。無料で見られるリードは「すべてはWall Street Journalの独自調査による」と主張している。

記事にはWall Street Journalの姉妹会社(News Corp傘下)でFacebookのライバルであるMySpaceが同じことをしていないかどうかについての言及がないが、その点ははとりあえず置いておこう。

で、何がそれほど大きな問題なのか? WSJの記事はわれわれテクノロジー業界の人間にとって―まして一般人にとってはなおさら―何を言おうとしているのかさっぱり分からない。しかし最初のパラグラフを読んだだけでも居眠りの出そうな退屈な話だということは見当がつく。

Facebook Incが運営するソーシャルネットワーク上のもっとも人気のあるアプリ(appsと呼ばれる)は個人を識別可能なユーザー情報を外部に送信している。ユーザーの名前や、ある場合には友だちの名前が何十ものインターネット広告会社、モニター会社に送信されている事実をWall Street Journalの調査は明かにした。

と、それだけの話だ。ユーザーの名前やある場合にはユーザーの友だちの名前が、理論的には、Facebookアプリから広告ネットワーク会社に送られる可能性がある。その途中で(Rapleafを始めとする)個人情報を再販売する会社がそうした情報を収集する可能性がある。

ユーザーがアプリを利用する際にリファラーURLが(といっても一般読者99%は何のことやら理解できないだろうが)がユーザーIDを含んでいるので、あとはそのIDを検索すればよだけだ。そのIDからユーザーが一般に公開しているプロフィール情報は何であれスクレイピングし、データベースに保存可能だ。

だからどうしたというのだ? なるほどデータベースに保管された情報を元に、ユーザーをターゲットにした広告を表示することはできるだろう。

多少なりとプライバシーが問題になるとすれば、サードパーティーのアプリとユーザープロフィールが結び付けられると、データベースに、たとえば、このユーザーはFarmvilleのファンだというような情報が蓄積されることだ。

しかしそれが本当に深刻な問題なのか? ノーだ。

では、リファラーがIDが何のことやら分からないままWSJの記事を鵜呑みにして心配し始める人々が大勢出るだろうか? 答えはイェスだ。

あちこちで上院出馬を狙っている州司法長官がこれをタネに調査を始めてみせるだろうか? そういうことが起きるてもおかしくない。

これはウェブ全体の問題でFacebookに限ったことではない? その通りだ。.

もしわれわれのライターの誰かがYammerを通じてこんな記事を書きたいと言ってきたらどうする? 大笑いするだけだ。

こんな馬鹿げた記事を掲載したらわれわれのコメント欄は非難で埋まってしまうはずだ。

われわれがオンラインで何か活動をすれば、必ず誰かがそれをデータベースに記録し、その情報に基づいて何かを売りつけようとしてくる。これについてはオンラインで活動しないという選択肢を除いてわれわれができることはほとんどない。それに赤ん坊がいる家庭にオムツの広告が表示されたり、車を買い換えようと思っているときに車の広告が表示されたら便利なことだってある。いずれにしてもささいなことだ。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01