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進化したモバイル端末の普及は長文記事の復権を意味する?! Kindle Singlesに続き、長文記事レコメンドサービスのLongreadsもサービスを拡充

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もう何年も単純なブックマークサービスであるInstapaperを愛用している。iPadを使うようになって、Instapaperの重要性はさらに上がってもいる。デスクでの仕事中に読み切れなかった長い記事を、iPad版Instapaperアプリケーションを利用して読むというのがすっかり日常のルーチンとなっている。ただし、ときに読み応えのある長い記事を見逃してしまっていることもある。そういう際に役立つのがLongreadsというサービスだ。

このサービス、Twitter上では2009年4月からLongreadsのアカウント名で運用されている。1日に3本ないし5本の長文記事を公開ウェブから探してきてくれるこのアカウントは、現在7,000名以上の人によってフォローされている。そしてこの度、このサービスを運用するMark ArmstrongはLongreadsのウェブ版を構築した。狙うのはもちろん長文記事のためのTechmemeだ。

ただし単純に長文記事をあつめたアグリゲーションサービスを提供するというものでもない。Armstrongによれば「Longreadsの利用者はiPhone、KindleやiPadで読むのに適した読み物をいつも探しているのです。こうしたデバイスの登場で、ウェブ記事のスタイルは大いに変化を被ることとなりました。従来は仕事中に上司の目を盗んで読むことができる短い単純な話が人気を集めていました。しかし携帯端末が高機能化して広く普及した今、人々は電車や飛行機での移動中ないし自宅のカウチでじっくりと読むことのできる記事を求めるようになってきているのです」とのこと。

Longreadsに掲載される記事はどのようなものだろうか。記事の長さは1,500ワード以上30,000ワード未満のものだ。また、記事毎に平均的な人が読むのに要する時間を示してくれてもいる。たとえば4,000ワード程度の記事の場合は、所要時間が16分と計算されている。つまり、自分の空き時間に応じて読む記事を選ぶということもできるわけだ。

ウェブ版の主要目的は紹介する長文記事を収集し保存しておくことにある。画面トップにある大きな検索ボックスを利用して、収集されている記事の中からトピックスや情報源毎に検索して利用するわけだ。また記事の長さによるフィルタリングにも対応している。

またArmstrongは、Longreadsの存在によってパブリッシャー側も読者のニーズに応じた長文記事を発表しやすくなるだろうとも期待している。こうした動きを意識しているのはArmstrongのみではないことにも注目しておくべきだろう。Amazonもまた「Kindle Singles」というサービスを発表して、短いブログ記事と書籍の中間程度の長さ(ワード数にして10,000から30,000程度)の文章の取扱いに注力しようとしている。

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(翻訳:Maeda, H)