ローカル情報戦争、ますます激化へ―Google、プレイス検索を開始

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今年の4月にGoogleがそれまでの「ローカル・ビジネス・センター」をGoogleプレイスと改名してリニューアルしたとき、これでローカル情報戦争は激しくなるだろうとわれわれは予言した。以来半年、(検索結果をめぐりYelpと断続的戦争はあったものの)Googleはプレイスを改良する努力を地道に続けてきた。どうやらGoogleはその結果に満足したようだ。どうして分かったかって? なぜなら今日(米国時間10/26)、Googleはプレイスの情報を全面的に検索の対象にし始めたからだ。

Google.comで検索を行ったとき、Googleが場所を検索していると判断すると、自動的にプレイス検索の結果が表示される。 また左カラムのツールバーにも(画像、ビデオ、ショッピングなどのオプションが並んでいる場所だ)プレイスが追加された。〔今のところGoogle日本版にはまだプレイス、ショッピングは追加されていない〕

公式ブログでGoogleは以下のように説明している。

われわれのアプローチは、ある場所を検索した場合に関連ある情報をすべて表示することです。今回発表された新しいレイアウトでは、ユーザーはある場所に関して1ページに30件から40件もの情報を得ることができます。通常なら8回から10回程度検索を繰り返さねばならないところを、われわれのプレイス検索ではたった1回の検索で目的の情報にたどりつけます。われわれが試験運用中のプレイス検索を利用することにより、ユーザーはローカル検索1回ごとに平均2秒を節約できます。

プレイス検索は試験運用の段階にあるが、その実例はこちらのリンクで見ることができる。これはシカゴのミュージアムを検索した例だが、7件ほどのプレイスのページへのリンクが表示されている。 さらに多くの検索結果が見たければ、7件の最後にある「もっと見る」ボタンを押せばよい。あるいは左サイドバーのPlacesをクリックしてもよい。

もちろん大きな疑問は、ローカル情報分野での多くのライバルにこれがどんな影響をもたらすかだ。実例でわかるとおり、GoogleはYelpやCitySearchなどのライバルのサービスからのリンクをかなり目立つ位置に表示している。新しいレイアウトはこうしたライバル・サービスにとって利益になるだろう。しかしライバル・サービスからのリンクの多くはもはや検索のトップには表示されない。これはマイナスの要因だ。

そういう問題はあるものの、場所に関連した検索を実際に行うユーザーにとっては新しいレイアウトが改良であるのは間違いない。

Google自身は場所検索に連動した有料リンク広告の挿入で大いに儲けられそうだ。下の画像でも分かるように、Googleは右サイドバーの地図に直下の目立つ位置に広告を大量に掲載し始めている。多くのプレイス・ページの検索結果にはスポンサー付き広告が含まれている。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01