Sencha Animator
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Sencha、iOS/Android向けHTML5アニメーション・ツールを発表

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SenchaはHTML5の普及に賭けているスタートアップだ。以前はExt JSという社名で、6月にはSequoia Capitalから$14M(1400万ドル)もの資金を調達することに成功している。それ以後、同社はSencha Touch―iOSとAndroid上でほとんどネーティブ・アプリのように動作するアプリを開発するクロスプラットフォームのHTML5フレームワークの開発に全力を挙げてきた。今日(米国時間10/27)、同社はこのプラットフォームにSencha Animatorという重要なプロダクトを追加した。

以前にFlashアプリを開発した経験があるユーザーならSencha Animatorは簡単に使い方を覚えられるだろう。これはWebKitブラウザで再生できるCSS3ベースのアニメーションを作成するためのツールだ。いくつかのオブジェクトは画像をスクリーンにドラグしてくるだけでキーフレームが生成でき、すぐにアニメーションの作成に取り掛かれる。またFlashとは異なり、このアニメーションはiOSデバイス(プラス、Android、BlackBerryその他WebKitをサポートしているブラザすべて)で作動する。同社によると、このツールの機能は以下のとおりだ。

Sencha Animatorを利用すると、各種オブジェクト(テキスト、図形、画像)をリサイズ可能なステージエリアに配置し、プロパティーを設定するするただちにアニメーションを生成できます。2Dあるいは3D環境で、個々に、あるいは複雑なグループとしてオブジェクトを動かし、拡大・縮小し、傾け、回転させることができます。Sencha Animatorでは、グラデーション、ぶれ、反射、シャドーなどのCSS3の機能が利用できます。簡単かつ素早いアニメーションの制作が可能です。同時にAnimatorはCSS3のパワーツールとしても利用できるようデザインされています。HTMLやCSSを用いたカスタマイズが必要な場合にもSencha Animatorが利用できます。さらに重要な点は、Sencha Animatorの出力は純粋なCSS3コードである点です。したがってApple iOSによるハードウェア・アクセラレーションの対象となり、きわめてスムーズなアニメーションのレンダリングが実現します。またこのためSenchaプラットフォームだけでなく、あらゆるJavaScriptでの利用が可能です。

アプリケーションはMac、Windows、Linux版が提供されている。現在のバージョンはベータ版であるため、まだ多少の不具合が残っている。またグラデーション生成ツールなど一部の機能はまだ実装されていない。またFirefox版ももまだだ(SenchaではFirefoxでCSS3のキーフレーム機能が未サポートのためとしている)。HTML/CSSベースのアニメーションの実例はこのページの下の方に掲載されている。.

Senchaでは標準版のAnimatorをユーザーあたり数百ドル程度の価格で販売する予定だ。こうしたアニメーションは当然ながら広告主から強い関心を集めることが予想される。Senchaでは広告主向けに機能を強化した特別版を提供する計画だという。

HTML5/CSS3ベースのツールのデベロッパーはSenchaだけではない。業界リーダーのAdobeもEdgeというHTML5編集ツールの開発を急いでいる(未発表)。広告関係ではSproutがAdvineというHTML5とFlashの双方をサポートするオーサリングツールを提供している。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01