FacebookとGoogleのビンタゲーム:「オープンとは都合の良い時だけオープンになることではない」

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さあお立ち会い。もうどっちの番だったか忘れたが、FacebookがGoogleをひっぱたき返した。

背景:

  1. GoogleからFacebookへ:われわれのデータを一方的にインポートするな
  2. データ保護主義、本格的にスタート
  3. Facebook、自分のGmail連絡先データを解放する方法を新たに発見
  4. データ囲い込み戦争がエスカレート―GoogleのFacebook締め出しに対するFacebookの反応に対するGoogleの反応

あるいは全部読むのが面倒なら:Facebook APIによるGoogle連絡先のダウンロードをGoogleがブロックした。Facebookの回避策に対してGoogleが「失望した」という声明を出した。Facebookは沈黙を守っている。

ここまでは。

Facebookのプラットホーム担当技術者、Mike Vernalが本誌の最新記事にコメントを残していて、これがスゴイ。

私はMike Vernal ― Facebookプラットホームの技術チームのメンバーである。

一年足らず前、Googleは自身のユーザーがOrkutからFacebookに連絡先をエクスポートするための機能を停止した時、この声明を出した。「メールの大量持ち出しは多くのソーシャルネットワークにおいて非標的行為である ― あるユーザーが誰かと友達になる時、相手が自分の連絡先情報を、何百という他のアドレスと共にクリックひとつで簡単にサードパーティーに渡せるとは考えない。」

この機能はOrkutがブラジルやインドで成功している時には問題になっていなかったのだが、みんながGoogle製品よりFacebookを好むようになるとGoogleはスタンスを変えた。まず、Googleはエクスポート機能を単に止めるだけで誰も気付かないことを期待した。気付いた(http://techcrunch.com/2009/10/01/google-has-a-plan-to-stop-the-mass-exodus-from-orkut-no-friend-exports-for-you)。次に、このことを指摘されるとGoogleはポリシーを全面変更した。今日、同じことがGmailに起きている。

オープンとは、自分に都合の良い時だけオープンになるという意味ではない。Googleのウェブサイト、dataliberation.orgでEric Schmidtがこう言っている、「邪悪になることなくビッグでいるためには? われわれはエンドユーザーを閉じ込めない。だからもしGoogleが嫌いになったら、もしどんな理由であれGoogleの仕事がよくなければ、簡単にライバルのところへ移れるようにしている」。ユーザーの選択肢を制限しておいて、どうこの約束を全うするのだろうか。

われわれのポリシーは一貫してきた。Facebookで最も重要な信条は、あらゆる人が自分の情報を所有し制御することにある。各ユーザーは自分の友人リストを所有するが、友人たちの情報は所有しない。ユーザーは、友人たちのプライベート写真アルバムをエクスポートする権利を持たないのと同様に、友人たちのプライベートなメールアドレスを一括エクスポートする権利を持たない。

メールはソーシャルネットワークとは異なる。それは、メールアプリケーションの中では各人が自分のアドレスブックを所有し維持しているのに対して、ソーシャルネットワークでは、友人たちの情報は友人たちが維持し、自分が維持するのは友人リストだけだからだ。だからわれわれは、メールアプリケーションがメールアドレスをエクスポートし、ソーシャルネットワークが友人リストをエクスポートすることは理にかなっていると考える。

FacebookのプラットホームとグラフAPIを使えば、誰でも自分自身の情報を無数のサイトやアプリケーションに持っていくことができる。GoogleのYouTubeにさえも。まだ仕掛り中であり、やるべき仕事は残っているが、実際のところFacebookプラットホームはユーザーが自分の情報をサービスからサービスへと移動するのを手助けすることに関して、現存する最も大規模な取り組みである

われわれは、GoogleがAPIを元に戻し、ユーザーがGoogle製品を離れてもっと好きなサービスを使うことを妨げるために、別の言い訳を考え出さないことを強く望んでいる。

Vernalは、Facebookのポリシーが「一貫している」と言っているが、これは真実とは正反対である。それに、Orkutのカードを切る? 弱すぎないか。しかし、これについては後日別途。それまでは、こちらを:

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)