Google、インスタント・プレビューをリリース―ユーザー満足度5%アップだそうだ

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Googleのインスタント・プレビュー(Instant Previews)くらい読者からの情報提供が多かったケースは最近記憶にない。一月ほど前に、一般ユーザー向けにフルページ・プレビューのテストが始まったという記事を書いてからも情報提供が続いた。昨日も「Googleが新しい機能をテストしているのを発見した!」というメールが2通も来た。情報提供については常々感謝しているが、この件に関してはGoogleがすでに公式に発表したので、今後われわれに知らせるのは無用にしていただきたい。

何百人もの読者がすでに見ているようだが、Googleのインスタント・プレビューはGoogleの検索結果から直接ウェブサイトのページのイメージが見られるという機能だ。ユーザーは検索結果のリンクの右に表示される小さな虫メガネのアイコンをクリックするだけでよい。オーバーレイにそのページの内容が表示される。

Googleの上級エンジニア、Ben Gomesがわれわれに説明してくれたところによると、 これは検索のインスタント化の次の段階なのだという。GomesはGoogle検索は当初の通常のテキスト入力からオートコンプリートによる検索候補の表示、検索候補が即座に検索されるGoogleインスタントを経て、今回のインスタント・プレビューに到達したのだそうだ。われわれはテクノロジーの限界へ挑戦し続ける とGomesは語った。

実際、この新しい機能で驚くのは機能そのものよりも(似たような機能は今までに他所で発表されてきた)、背後にあるテクノロジーだ。Gomesによれば、Googleはこうしたプレビューを0.1秒以下で取得でき、コンテンツはリアルタイムでアップデートされる。しかもGoogleは事実上、検索でヒットしたどんなサイトのページでもプレビュー表示可能だという。

処理されるのは画面のプレビューだけではない。対象ページに含まれる語句も同時にプレビューされている。そのページにユーザーが探している特定の語句が存在する場合には、Googleはその語句をプレビュー中でハイライトする。これによってユーザーはそのページが自分の必要としているページかどうか判断するための情報を余計に得られるわけだ。

私はGomesに、サイトの運営者の中にはこうした強力なプレビューを〔トラフィックを減らすとして〕嫌がるものもいるのではないかと尋ねた。彼はそれに対して「そうは思わない。逆にインスタント・プレビューはサイトのコンテンツの宣伝になる。このプレビューによってユーザーはサイトの雰囲が分かり、引きつけられることになる」と答えた。

われわれも気づいていたとおり、Googleはこの機能を相当期間にわたってテストしてきた。当初はGoogle社内で社員を相手に実験し、続いてユーザー・グループを相手に、さらに少数の一般ユーザーにも公開してテストを続けた。Gomesによれば、反応は上々だったという。 虫メガネをクリックすることでユーザーの満足感は増加した。

どのくらい増加したのかというと、5%だそうだ。Googleはそんなところまで測定していた!.

インスタント・プレビュー機能は現在全ユーザーに対して順次公開中だ。Google検索の標準機能に加えられて検索ユーザー体験の向上に寄与することになるだろう。

〔日本語版注:訳者の環境では(英語版でも)まだ公開されていない。〕

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01