iTunes Ping、Twitterとの完全連動を実現して真の「ソーシャル」ネットワークに進化

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9月にスタートして以来、音楽系ソーシャルサービスを提供するPingには重大な問題がひとつ存在し続けてきた。その問題とは、実はPingが「ソーシャル」ではないというものだ。もちろんiTunes内でPingを通じて行った行動の共有を行うことはできたが、FacebookやTwitterといった広く利用されているソーシャルネットワークにお気に入りの曲などを通知する機能が欠けていたのだ。スタート当初、実はPingにはFacebook Connectの機能も備わっていた。ただこれもコンタクト情報のインポート機能しか持っておらず、またAppleとFacebookの間で若干の揉め事もあった様子だ。そのような中、AppleはPingの連携先としてTwitterを加える道を選択した。

Twitterのブログ英語版)にあるように、Twitterとの連携機能はPingを利用している友人を探すためだけではなく、Ping上でのアクティビティをTwitter上に流すこともできるようになっている。これでPingもようやく真にソーシャルネットワークとして機能できるようになるというわけだ。

さらにTwitterで流れる発言には、iTunes上のアルバムないし楽曲へのリンクが含まれるようになるだけでなく、Twitterホームページの右側の表示エリアにリンク内の情報が表示されるようにもなっている。ここでiTunes上の楽曲を試聴することもできるようになっているのだ。試聴できる時間が90秒になったのと相俟って、今回のTwitter連携によりiTunesからの購入者が一層増えることに繋がるだろう。

Facebookについて言えば、Ping登場の翌日に関係を経ってから、まだ新たな動きを見せていない。両者ともに再度の連携を行う旨をアナウンスしているが、今のところはまだ実現していない。もちろんドロップダウンメニューには「Facebookで共有」というメニューもある。但しこれはFacebookのページに移動して、主導で楽曲ないしアルバムの情報を共有するというものだ。今回発表されたTwitterとの連携はそうした面倒な手間を一切必要としないものとなっている。

当初はiTunesストアの曲についてしか操作できなかったPingは、利用者のライブラリに登録されている曲をそのまま扱えるようになったことで真のソーシャル化への一歩を踏み出した。今回のTwitterとの連携は、これに続く大きな一歩だと言えるだろう。

Twitterの発表によれば、iTunesストアにて音楽を提供している23ヶ国(訳注:日本を含む)でiTunes楽曲のプレビュー機能が使えるようになっているとのこと。

ひとつだけ注意しておく。Pingの情報をTwitterと連携させるように設定すると、Ping上でのアクティビティはすべて自動的にツイートされるようになる。すなわち何か感想を書いた場合も、あるいは「いいね」の評価を行った際にもツイートされるようになるということだ。最初に使う際にアラートが表示され、この設定は変更できるようになっている。変更することでTwitterに流したいアクティビティのみを手作業で流すことができるようになる。

ところでPingと提携することで、Twitterに利益が生じることになるのだろうか。すなわちTwitterに表示されるリンクから楽曲が購入された場合、Twitter側にアフィリエイトフィーのようなものが入ることになるのだろうか。Twitterに質問を投げておいたので、回答があり次第記事をアップデートすることにしよう。

Update:アフィリエイトについてTwitterから返信があった。

提携関係に伴なう金銭関係の内容についてはお答えできません。

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(翻訳:Maeda, H)