忘れられない一日:「ビートルズがiTunesにやって来た」

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「“いつiTunesにビートルズがやって来るのかともう聞かれないですむようになったのが嬉しい」とビートルズのドラマーのリンゴ・スターは公式プレスリリースで語っている。ビートルズがとうとうiTunesにやって来た。

Appleのオンライン音楽ストアがオープンして、そして音楽業界の構造を根本的に変えてから早くも7年が経っている。やっとビートルズが入手可能になった。それもたいへんな鳴り物入りだ。Appleのサイトに行くと4人のメンバーの巨大な写真と「ビートルズがiTunesにやって来た」という文字が目に飛び込んでくる。このページをクリックすると、ビートルズ関連のトップページが表示される。そこには「すべてを変えたバンドが1964年にアメリカにやって来た」とあり、別の写真に「そして今iTunesへ」とある〔日本の場合は「すべてを変えたバンドがiTunesにやって来た」〕。その下にはAppleが編集したビートルズのビデオが並んでいる。

Appleがついにこの大魚を釣り上げたことを全世界に知らせようとして制作されたテレビCMやアメリカでの初のライブ、ワシントン・コロシアムのコンサートのフィルムなどを見ることができる。

今朝iTunesをロードしたユーザーは、ストアがすっかりビートルズに占領されているのに気づいただろう。トップページにはやはりビートルズの写真が飾られ、その下にはアルバムがずらりと並ぶ。価格はすべて$12.99〔日本では2000円〕、ただし2枚組は$19.99〔日本では3000円〕だ。個別の曲は$1.29〔日本では200円〕。ビートルズの全曲セットTheBeatles Boxは $149〔2万3000円〕。これにはPast Mastersコレクションと1964年のアメリカ初ライブとなったコンサートのビデオがボーナスとして含まれる。

Appleでは最後の部分について「iTunes独占」としている。ということは他のビートルズの曲はそうではないのだろう。それ自身は驚くことではないが、ではライバルのオンライン音楽ストアにビートルズが現れるのはいつになるだろうか? 現在、Amazonではまだ入手できない。

それからビートルズはPingにも登場した。

残念ながらポール・マッカートニーとリンゴ・スターによるストリーミングコンサートは行われなかった。その代わり、プレスリリースに短いコメントが掲載された。

ビートルズがiTunesにやって来てうれしい。最初にビニールのレコードでリリースされたときと同じようにデジタル版もファンに歓迎されるの見るのはすばらしい」とマッカートニーは書いている。

ジョン・レノン未亡人、ヨーコ・オノは 「“ジョンの生誕70年目に当たる今年、このような運びになったことをive Peace A Chanceの精神と共に、喜ばしく思います”」とコメントした。

一方、ジョージ・ハリソンの未亡人、オリビア・ハリソンは「ビートルズがiTunesに—ブラボー!」とだけコメントした。

当然のことだが、現存のメンバーと著作権管理者すべてが今回のiTunes入りに合意したはずである。大いに有利な条件であったに違いない。

ビートルズの熱狂的なファンとして知られるAppleのCEO、Steve Jobsは「 われわれはビートルズを愛している。iTunesに彼らを迎えることができて嬉しく、また興奮している。ここに至るまでには『長く曲がりくねった道(long and winding road)』があった。ビートルズとEMIに感謝する。われわれがiTunesをスタートさせてから10年―ついに夢が実現した」と述べている。感無量というところだろう。

幸いこの記事での私の深読みはほぼ当たった

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01