comScoreレポート:10月のビデオ広告インプレッション数はHuluが急伸

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comScoreがビデオデータに関する10月の統計を発表した。これによれば、Huluがビデオ広告のインプレッション数で大きな伸びを示している。レポートによるとHuluの10月におけるビデオ広告インプレッション数は11億に達しており、9月の7億9300万から大きく伸びている。秋の新番組シーズンを迎えて、Huluの視聴者が増えていることが大きな要因になっていると思われる。

広告インプレッション数で2位に付けているのはTremor Media Video Networkで、インプレッション数は5億3300万となり、広告ネットワークサービスの中では首位となっている。ADAP.TV(4億3500万)およびBrightRoll Video Network(3億7400万)が後に続いている。ビデオ広告のリーチに関する状況をみると、アメリカ人口の45%に対して、月間34回平均の表示回数となっている。Huluは9月にはこちらの面でも首位(平均27.5回の表示回数)となっていたが、10月にはCWTV.comが首位の座を奪取している。CWTVが表示したビデオ広告の回数は平均で50.8回となっている。

広告ネットワークのリーチ率でみるとアメリカ国内で首位にたつのはScanScoutで44.3%となっている。続いてBreak Mediaの42.0%、BrightRoll Video Networkの41.9%となる。ビデオ広告は閲覧されたビデオのうち12.8%で配信されており、時間で見ればオンラインビデオ全体の1.2%となっている。

提供しているビデオの本数や閲覧者の数で見れば、Google(傘下にYouTubeがある)が1億4630万のユニークビューワー数を誇っている。これに続いて9月同様に2位を占めるのはYahooで、ビューワー数は5380万となっている。その後をViacom Digitalが順位を4つあげてビューワー数5290万と猛追している。4位につけているのはVEVOで4760万ビューワーとなっている。Facebookは8月には2位だったが、10月は4740万と成績を落として5位。Googleの10月における閲覧セッション数は20億であり、ビューワー毎の閲覧時間平均は272分、すなわち4時間半ということになっている。

尚、ビデオコンテンツの閲覧者数は増え続けているようだ。レポートによれば10月にはアメリカ国内で1億7500万のインターネット利用者がオンラインビデオを閲覧しており、閲覧時間はひとり平均で15.1時間に達している。10月の閲覧セッション数は54億件に達し、国内インターネット人口の84.1%が閲覧した計算になる。ちなみにオンラインビデオ1本あたりの平均時間は5分で、オンラインビデオ広告の方は0.4分となっている。

Huluの数値は突出しており、数ヵ月以内の実施が噂されている株式公開に向けても良いニュースと言えるだろう。HuluのCEOであるJason Kilarが先週発表した内容によれば、Huluの月間利用者は現在3000万に達し、こうした数値に基づいた2010年の収益は$240M(2億4000万ドル)となり、2009年の$108M(1億800万ドル)から倍以上に伸びることが予想されている。またHuluは現在2億6000万本のコンテンツを配信しており、235のコンテンツパートナーから8億本の広告を配信し、広告クライアント数は352にのぼっているとのことだ。

ちなみに、このデータによればビデオ広告インプレッション数でGoogleはHuluの後塵を拝していることになっている。しかしGoogleは上の統計に含まれていない別種の広告(バナー広告、オーバーレイ、ブランドムービー等)を扱っていることに注意が必要だ。

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(翻訳:Maeda, H)