拡張現実の中でプレーする初の「スターウォーズ」ゲームFalcon GunnerがApp Storeに登場

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「スターウォーズ」とビデオゲームは仲良し二人三脚だ。「スターウォーズ」をテーマとするゲームは、ゲーセンから家庭のゲーム機、そして最近のモバイルゲームまで、数え切れないほどある。そして今回は、iPhone用の初めての拡張現実「スターウォーズ」ゲームがApp Storeに登場した。その名をStar Wars Arcade: Falcon Gunnerという(4ドル99セント、iTunesのリンク)。

ゲームは映画「スターウォーズ」の実際のシーンから始まる。ミレニアム・ファルコン号の船内、デス・スターとTIEファイターの攻撃からやっと逃れたばかりだ。プレーヤーはルーク・スカイウォーカーで、砲手だ。iPhoneを回転させながらTIEファイターを撃ち、ハン・ソロとレイア姫はプレーヤーの射撃の腕前を褒めたりからかったりする(”わざと当てないようにしてるのね”など)。360度の背景はデス・スターと地球に似た惑星だ。iPhoneの向きによって、どちらかが見える。完全に没入型のゲームで、オフィスの回転椅子に座ってやるのがいちばんよい。

拡張現実モードにすると、背景は宇宙のコンピュータグラフィクスではなく、カメラのビューになる。部屋の中でも屋外でも、敵機などは実際に遠くからやってくるように見える(エンパイヤステートビルから撮ったビデオが下にある)。人がいるところではプレーしないほうがいい。このゲームを人混みの中でやると、どんなひどいめに遭うか、このビデオでご理解いただきたい。拡張現実モードは人に見せびらかすのにはいいが、純粋にゲームを楽しみたければグラフィクスのほうがいい。発売前のバージョンで数日遊んだが、ゲームをあまりしないぼくでも、けっこう楽しめた。

ゲームの著作権はLucasfilmが持ち、出版者はTHQ Wirelessだが、設計と開発を実際にやったのは、Futurity Venturesが育てたVertigore Gamesだ。FuturityのCEO Edo Segalは、”「スターウォーズ」を現実世界に持ち込むことは、みんなの夢だ”と言っている。Vertigoreには、没入型ゲームを作るための汎用エンジンがあるので、今回もそれを使っている。この前のPacific Defenseというゲームにもそれが使われた。”「スターウォーズ」のライセンスをもらってすぐにそれは引っ込めた”、SegalはPacific Defenseについてそう言う。彼とCEOのJosh Shabtaiは、「スターウォーズ」のゲームに全力を注ぎたかったのだ。”50万ものアプリが競争している世界では、どんなにすごい創造力も、有名ブランドの力には勝てない”、とSegalは言う。

制作スタッフは30名、その多くが契約社員だ。開発予算は6桁(数十万ドル)、iPhoneのゲームとしては超大作だ。”iPhoneのゲームも、本格的なプロダクション方式で作る時代になっている”、とSegalは言う。開発言語はすみからすみまでCだが、3DのモデルはiPhone 4の網膜ディスプレイを念頭に置いて特製した。大金を投じた作品だから、ヒットしないと困るが、でもiPhone上のゲームの新しいベンチマークを築いたと言える作品でもある。

iPadバージョンが、もうすぐ出る。「スターウォーズ」ものの第二作も企画中だ(名前に”Arcade”があるのはそのため*)。やはり「スターウォーズ」の宇宙における没入型の冒険ゲームだ。Vertigoreは、Hasbroの次作3D View-Masterのためにも、没入型のiPhoneゲームを作っている。〔*: arcade, ゲーセン。ここでは”シリーズ”というような意味。〕

というわけで、拡張現実のアプリケーションは今のところ、まあちょっといかしたギミックの域を出ない。Vertigoreは、3Dの没入型ゲームがはやるようになれば、拡張現実もより重い意味を持つと考えている。Segalは、二つの路線を想定している: 拡張現実による複雑なトリックを駆使、または、単純に現実の中でシューティングをする楽しさ。今彼が採っているのは、後者だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))