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情報洪水から精選された情報集成を作り出すCurated.by, 多くのユーザの参加に期待

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夕べ(米国時間11/22)はおもしろかった。そのとき書いていた記事(この記事)の最後の仕上げのための調べごとをしていたとき、北朝鮮が韓国を攻撃したというニュースが始まった。いつものように、そのニュースもTwitter上を、ほかのどんな情報よりも高速に拡散していったが、でも見たいのは内容のあるツイートだけだ。偶然にしてはできすぎだが、ちょうどそのとき書いていた記事の製品が、ツイートの選り分けにはぴったりなのだ。その名を、Curated.byという。

Curated.byの拡張機能を使って、韓国の状況がよく分かるツイートにフラグをつけ始めた。それからCurated.byのサイトへ行ってみたら、すでに誰かに先を越されている(それはCurated.byの協同ファウンダBastian Lehmannだった)。そこで、この事件に関しては彼が集める結果をフォローすることにした。単なる「おもしろい」情報が、ほんの数秒で「役に立つ」情報に変わる様子は、見ていて感動する。

その名前*1と、上の例が示すように、Curated.byはWebの特定の成分を拾い上げて、それだけが目立つようにユーザに提供する。今はほとんどTwitterだけだが、今後はあらゆるコンテンツに手を広げる予定だ。そしてLehmannのヴィジョンでは、同サイトを”Webのスミソニアン協会にしたい*2″。

〔*1: 動詞curateは、主に芸術作品を展覧会などのために揃え、ドキュメンテーションなども整備すること。今では広く情報全般の選別整理加工などを行う、人間のセンスと能力に依存する作業。適切な日本語がまだないが、’校閲’の意味を拡大して使ってはどうだろうか。〕
〔*2: Smithsonian Institution, 有名なスミソニアン博物館をはじめ、多くの博物館、美術館、研究所などの母体となっている合衆国の国立学術機関。〕

Google Chrome用の拡張機能を使うと、Twitterの各ツイートの下に”Curate”ボタンが表示される。これをクリックすると、そのツイートが、ユーザが今作っているCurated.byの情報集成に入る(そのツイートはTwitterのお気に入りにも入る)。情報集成(情報の束, bundle)はCurated.byのサイトにある。それはTwitterの情報やリンクを人間がフィルタしたものだ(リンクは情報集成のページにURLをペーストする)。Chromeを使ってない人のためのブックマークレットもある。

情報集成はブログの記事などいろんなところに簡単に埋め込めるから、ほかの人がそのトピックを便利に概観できる。その点でCurated.byは、9月のTechCrunch Disruptで立ち上げられたStorify似ている

しかしCurated.byのすごいところは、独特のアルゴリズムによってユーザの関心話題を拾い上げることだ。さっきのスミソニアン協会の例で言えば、”そのアルゴリズムは、人びとがいちばん長時間その前で立ち止まる絵画をユーザに示す“、これがLehmannの説明だ。一つの情報集成を、複数の人が協力して作ってもよい。より充実した情報の束ができあがるだろう。

Curated.byは今日(米国時間11/23)ベータで立ち上がるが、Lehmannによればすでに1600以上のトピックと25000以上の選ばれたリンクやツイートがある。このサービスは、サンフランシスコの 新しいスタートアップインキュベータであるAngelPadが最初に選んだ8つの投資先の一つだ。公式のお披露目は、2週間前のAngelPadのデモデーで行われた。

ビジネスモデルとして考えているのは、企業向けの特定ドメイン内の非公開バージョンだ。会社にネットワークがなくても、全社的な共有ができる。関心のある企業は、早めにここで登録されたい。

今、同社の社員は二人である(Lehmannと協同ファウンダのSam Street)。そして資金は、AngelPadからの小額のシード資金だけだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))