話題の「ソーシャル」ブラウザRockMeltが初の大規模アップデート。Chromium 7を採用し、ソーシャル機能を強化。Gmailの更新通知も使いやすくなった

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RockMeltを使っている人もいるだろうか。2週間前にデビューして、「ソーシャルに強いブラウザ」としてかなり話題になった。しかし話題は急速に終息に向かうようにも見えた。ただRockMeltはそのまま終わらず、大規模なアップデートを行って再度ひとびとの注目を集めようとしている。

RockMeltのアップデートアナウンスによれば、新しいブラウザのバージョンは0.8.36.74(こういうナンバリングは最近ちょっと目にしない)だ。種々のバグフィックスや安定性の向上が行われている。また利用しているChromiumブラウザエンジンのバージョンを7に変更した(ちなみにChromiumのオープンソースプロジェクトでは既にバージョン9が開発されている)。こうした点も注目に値するが、機能面の向上も見逃せない。新しいRockMeltは、さらに一層「ソーシャル」に注力しているのだ。

当初のRockMelt(リリースしてから細かな修正はなされてきた)では、ツイートやFacebookのステータスアップデートを投稿するのにメインツールバーのアイコンをクリックする必要があった。TwitterとFacebookはRockMeltのEdge(ブラウザの右端に表示されるアプリケーションエリア)に表示されていたが、ここからは更新情報の閲覧しかできなかった。しかし新バージョンではこのEdgeアイコンから情報の更新ができるようになったのだ。これでずいぶんと使い勝手が良くなる。

また画面左に表示されるFacebookの友人アイコンを右クリックしてメッセージを送ったり、ウォールに書きこむこともできるようになった。

また新たにリリースされたGmail Notifierも使いやすい。以前も右側のEdgeにGmailを組み込むことはできたが、どうやら新着メッセージの取得にRSSを使っていたようで、通知を取得するのに時間がかかっていた。新しいアプリケーションでは新着メールがあった際にはほぼリアルタイムで通知を受け取ることができるようになった。

Chromium 7を利用することで、RockMeltの動作自体も軽快になったようだ。そしてTwitterやFacebookとの連携もよりうまく行えるようになったようだ。利用者からの注文にしっかりと応じたRockMeltのアップデートを評価しておきたい。

ただし問題がないわけではない。RockMeltのアイデア自体は面白いものだが、実装の仕方に少々問題があるようにも思える。またFacebook上に友人が3,000人以上いる場合には利用しない方が良い。この場合には今回のアップデートでもまだ修正されていないバグに遭遇してしまう。いずれにせよRockMeltはまだベータ版だということを意識しておく必要がある。

ちなみにアップデートはRockMelt起動時に自動的に行われる。自動的に行われない場合にはメニューの「About RockMelt」から手動で更新することもできる。依然として非公開ベータ扱いだが、各利用者には招待権も割り当てられており、利用したい人は利用できる環境になってきていると思われる。

最新版での更新情報は以下の通り。

  • 新たなGmail Notifierアプリケーションで、新規メールを受け取った際には通知されるようになりました。インストールするにはgmail.comのサイトにログインした後、App Edgeの一番下にある「Add Apps」ボタンをクリックしてください。
  • App EdgeのTwitterアプリケーションから直接ツイートができるようになりました。
    アプリケーションクリック時、最上部に表示される投稿用ボタンをお使いください。
  • Facebookのステータスもアプリケーションから直接行えるようになりました。App Edgeのアプリケーションクリック時、最上部に表示される投稿用ボタンをお使いください。
  • 新しい検索ボックス(Windowsをお使いの場合はCTRL+Fで呼び出すことができます)で、Facebook、Twitter、その他のアプリケーション内における検索を行うことができます。
  • Friend EdgeないしApp Edgeのアイコンの上で右クリックすることで、ウォールへの書き込みやウェブサイトへの移動などを行うことのできるコンテクストメニューを加えました。
  • Invite用アプリケーションも改良し、招待権も増えてかつ招待がしやすくなりました。
  • ノーマルモードでの利用時に加え、フルスクリーンモードでもEdgeの表示・非表示が切り替えられるようになりました。
  • Chromium 7を採用することで速度と安定度が増し、さらにHTML 5の対応についても改善されました。

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(翻訳:Maeda, H)