Stack Overflow

ユーザニーズに基づいて柔軟に動的にQ&Aサイトの専門化〜細分化をねらうStack Overflow

次の記事

ストリーミングサービスではない, ちょっと遠いレンタル店にすぎない, と主張するZediva–法的にどうなるか興味津々

Q&AネットワークStack Overflowはどうやら、5月に調達した600万ドルを有効に使ったらしく、昨日(米国時間10/24)で月間ユニークビジター数が1000万を超えた。QuoraなどのQ&Aサイトは、大きな一枚岩のようなサイトが成功すると信じているようだが、Stack Overflowは、Q&Aというビジネスをきめ細かく複数のコミュニティに分けることによって成功している。今では同社には、自転車、料理、ITのセキュリティなど分野別の34のサイトがある。.

最初に同社に資金を投じたのは、Ron Conway、Chris Dixon、Naval Ravikant、Caterina Fakeといったロックスター並に超有名なエンジェル投資家たちだったが、そのころは正社員がわずか3名だった。しかし資金を得たファウンダのJoel Spolskyは24名の新社員を入れ、その中にはStack Overflowの第二位のパワーユーザMarc Gravelliもいた。

元プログラマだったにもかかわらず、あるいは、元プログラマだった人らしく、Spolskyは本誌に、同社の過去6か月の最大の成果はStack Exchangeだと言う。これはユーザが、Stack Overflow的なQ&Aサイトを作るべき新たな専門分野を提案できる機能だ(チェス、航空機、暗号技術などなど)。ユーザのコンセンサスに基づいて新しいQ&Aサイトを作るこの方法は、最初からかなりの数の利用者と、これのような良質な回答が得られやすいから、賢いやり方だ。

5月以降Stack Overflowのトラフィックは急増し、ユニークビジター数は600万から100万になった(600万に達するのに2年かかっている)。Spolskyはこう言う: “世界中のプログラマがStack Overflowを知っており、しょっちゅう訪ねてくる。ここには、彼らがGoogleでタイプした問題の答があるからだ。そしてStack Exchangeの新しいサイトは、オーディエンスをプログラマだけでなく、もっと広い層に広げていく” 。私の経験でも、コードを書く人たちが多く集まるサイトは、口コミ等によりやがてメジャーになる場合が多い。プログラマは毎日ほとんど一日中、オンライン状態だから、良いもの・悪いものをいちばんよく知ってる人種だ。

Stack Overflowの新たな垂直サイトはまだ生後2か月だが、社内での計測によると1か月で33%の成長を見せている。成功の測度はトラフィック以外にもいろいろあるが、中でもいちばん重要なのは「良い」という評価(投票)が一つ以上ある回答の割合だ。Spolskyによれば、新たなサイトはどれも、その割合が90から100%だそうだ。

今後の計画についてSpolskyは、Stack Exchangeへの注力と、高度なエキスパートが集まりやすい新たな垂直サイトをもっと多く作っていくことを挙げる。“最終的には、細かい質問にきわめて高品質な回答を提供できるサイトが数百〜数千ある状態になる。だからいちばん重要な仕事は、さまざまなニッチのコミュニティを真剣に開拓していくことだ。”

ベストのQ&Aサイトが、勝者になりますように。

〔訳注: 専門化した狭くて深いQ&Aサイトをユーザの提案でどんどん増やしていくのだから、日本のgooのような柔軟性(ほぼ)ゼロのサイトとは根本的に違う。なお、Stack Overflowは、プログラマにとってあまりにもおなじみの言葉。このサイトの出自が分かる。〕

[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))