本誌へのアクセスで4年間トップだったFirefoxがついにChromeに抜かれる

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ついにそのときが来た。予想よりやや遅かったが、本誌TechCrunchへのアクセスに使われているブラウザのトップが、FirefoxからChromeに交替したのだ。Chromeが初めてトップに立ったのは11月で、全ビジターの27.80%、Firefoxは27.67%だった。

9月のはじめの、Chromeの2歳の誕生日に、そのことに気がついた。この2年でChromeは大きく躍進して、本誌への訪問に使われるブラウザとしては長年トップだったFirefoxに対し、3%差に迫っていた。進歩の著しいFirefox 4のベータがChromeのトップへの歩みをやや遅らせたかもしれないが、その勢いを抑えることはできなかった。さて、Chromeのトップの座はこのまま続くのだろうか?

MozillaはFirefox 4の立ち上げを来年の初めと予定している。今のところそのアップデートは、スピードと機能性の両面で大きな改良のようだ。Mozillaの実験的なソーシャルブラウザアドオンF1や、Panoramaは、きっとヒットするだろう。

一方Microsoftも、IE9のリリースを予定している。やっと同社のWebブラウザが、Webの標準に準拠した製品になるようだ。

このほかに、FlockやRockMeltといったソーシャルブラウザの再挑戦もある。今回は、どちらもChromium(Chromeのベースでもあるオープンソースのブラウザ)をベースにしている。以前のFlockはFirefoxがベースだった。

しかしGoogleは、何もしてないわけではない。まるで、自分たちのブラウザが時代遅れになるのを恐れるかのように、ほぼ6週間ごとにChromeの新バージョンをリリースしている。1年前ほど大きな変化はないが、しかしGoogleはまだまだいろんな改良や新機能に取り組んでいる。

たとえばもうすぐ、Chrome Web Storeが立ち上がる。そこには、ChromeでダウンロードできるWebアプリケーションが陳列される。Webアプリケーションがブラウザを特定するのは珍妙だし、Googleもアプリケーションは”現代的なブラウザ”(真意は”IE以外のブラウザ”)ならどれでも動くと断ってはいるが、でもストアへのアクセスにはChromeが必要なのだ。

それに、Chrome OSもある。こちらは年内にベータで立ち上がる。それは、Chromeであると同時に完全なオペレーティングシステムでもある製品だ。

以下に主なブラウザの11月のシェア(本誌へのアクセス)を挙げよう:

  • Chrome: 27.80%
  • Firefox: 27.67%
  • Safari: 20.42%
  • Internet Explorer: 15.74%

これを見ていちばん意外なのは、ChromeがFirefoxを抜いたことではないかもしれない。むしろ、Safariの大きさだ。今後もしかして、Chromeに迫るブラウザがあるとするなら、それはSafariかもしれない。

Appleのブラウザがなんでこんなに高いんや?と思ったあなた、あなたはiPhone、iPad、そしてiPodの存在を忘れているね。これらはどれも、ブラウザはSafariだ。これら3機種でおそらくSafariのシェア10%以上に相当するだろう。そしてモバイルのトラフィックが今後もこの勢いで伸びれば、SafariがChromeとFirefoxを抜いてトップになる可能性もある。8月以降では、Safariが2%増えたのに対し、Chromeの増加幅は1%だった。

10月まではFirefoxがTechCrunchを訪れるブラウザのトップで、それは本誌がこの種の統計を取り始めた2006年の終わりごろからずっとだ。当時も(そして今も)一般的にはIEがトップのブラウザだが、技術系のブログであるTechCrunchだからFirefoxに集中したのだろう。そしてその同じ読者が、今ではChromeを使っていることが、Mozillaにとっての災難だ。

4年間トップだったFirefoxはリッパだが、これからはChromeの時代だね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))