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iPad用ビジュアルRSSリーダーのPulse、最新版でFacebookにも対応

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FacebookがなかなかiPad用アプリケーションをリリースしないことを訝しく思っている人も多いことだろう。また、最近のFacebookからの発言を見ると、どうやら同社は開発を急いでいるというわけでもないらしい。このような中、115円で販売されているFriendlyなどがiPad上のFacebookクライアントとして人気を集めていたりするわけだ。売上額も相当なものになっているに違いない。しかし、ついにこうした状況にも動きが生じつつある。人気のビジュアルRSSリーダーのPulseがFacebookにも対応するようになったのだ。こちらのアプリケーションは無料で提供され、また使い勝手もなかなか面白いものとなっている。

予め言っておくが、PulseはiPad用Facebookクライアントとしての機能をすべて実装したというわけではない。これまでに提供してきたアプリケーションにFacebookを利用するための機能を追加したものだ。すなわちPulseの提供するビジュアルエクスペリエンスの中で、Facebookを活用することができるようになったというわけだ。

今回リリースされたのはバージョン2.1で、App StoreにiPad用アプリケーションとして公開されたばかりだ。そしてこの最新版にはFacebookの3つの機能が実装されている。すなわちリンク共有、ステータスアップデート、ウォールを閲覧する機能だ。それぞれがPulseのフィードとして表示されるようになっており、そのフィードの中で共有情報、更新情報、Wallに書きこまれた情報などを閲覧することができるようになっている。Pulseを使って閲覧している際に特定のアイテムをクリックすると、そこで「いいね!」を行ったりコメントの投稿もできるようになっている。もちろん「いいね!」の登録状況やコメントされている状況などはPulseにも表示される。これまでの魅力を保ちつつ、うまくFacebookを統合していると言って良いだろう。

Pulse共同創立者のAkshay Kothariによると、利用者の間でFacebookとTwitterのサポートを求める声が以前からあがっていたとのことだ。Twitterとの統合もある程度までは行っているが、こちらはさらに改良中だ。当面のところはFacebook機能の統合に注力していくことにしたとのことだ。

PulseにとってもFacebookに対する取り組みは大きな意味を持つものと言える。なぜならRSS情報以外を本格的に扱うのはこれが初めてということになるのだ。Pulseの扱う情報はRSS経由のものがほとんどだが、Facebookについてはソーシャルリンクシェアリングの機能を実装することになるわけだ。

Kothariによると、Pulseを立ち上げた際(最初は学校での課題として取り組みを始めた)にはとにかく急いでプロダクトをリリースしたかったのだとのこと。それで広く用いられているRSSを扱うことにしたのだそうだ。しかし今や膨大な情報がソーシャルストリーム上を流れるようになっており、他の方法では入手できない情報も増えてきている。

ただ、双方ともに大事だとは考えています」とKothariは言っている。「友人が共有した情報だけが大事な情報だというわけではないと思うのです」とのこと。

ソーシャルを重視するFlipboardなどのアプリケーションもある中、エコシステム全体で見て非常にエキサイティングな時期にきているとKothariは述べている。ただFlipboardの採用する雑誌風インタフェースを採用する考えは持っていないとのことだ。Pulseでは求める情報に迅速にアクセスすることを重視しているということのようだ。Pulseでは、ストリーム全体を表示したままで、個別記事の内容を小さなウィンドウに表示するというインタフェースを採用している。これはiPad版のTwitterアプリケーションと同様のもので、Kothariはこのインタフェースが大いに気に入っているとのこと。

尚iPhone版でも、Facebookとの連携機能をもったバージョンを近々リリースするとのことだ。またAndroid版の開発もスタートしているとのこと。

数値は明らかにしてくれなかったが、価格を無料にしてから利用者は大いに伸びているらしい。無料化により販売による利益はなくなってしまったが、それでも無料化は成功だったとKothariは述べている。利用者数が大いに伸び、この分野でもトップレベルの地位を獲得しつつあるからだ。

また今回のバージョンからiOS 4.2で採用されたマルチタスクにも対応するようになった。Pulseは無料でこちらからダウンロードすることができる。

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(翻訳:Maeda, H)