Andy Rubinインタビュー: タブレットこそがコンピュータの標準インタフェイスになる

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Andy RubinがAndroid 3.0をMotorolaのタブレットのプロトタイプでデモ

今日(米国時間12/6)のDive Into Mobileカンファレンスで、GoogleのAndy Rubin(Androidの生みの親)が、(Honeycombのデモをしただけでなく)、Androidとその競合製品について、問題発言というほどではないものの、いくつかのおもしろい話をした。彼の中心的なメッセージは、昔に比べると今は、圧倒的に消費者が市場を形作る時代である。Googleもほかの企業と変わらず、消費者の気まぐれに引きずられているが、というよりむしろ(彼の意見としては)積極的に消費者に合わせようとしていると言うべきだ。

Androidは多くの点で圧勝しているが、弱点もある。インタビューを行ったKara SwisherとWalt Mossbergは、その点を質問した。まず、Nexus Oneが、失敗とは言えないまでも、インパクトが小さかったこと。そして、Androidを”パーソナライズ”(自社独自化)しようとするキャリアの姿勢だ。

RubinはNexus Oneの問題について、今では徐々に分かられてきていると思うが、当時は彼らの消化能力を超えていた、と言う。ヨーロッパ型の(と彼が言う)携帯電話の選び方は、好きな機種を選んで、それから気に入ったキャリアを選ぶが、それは合衆国ではまだ早すぎる。彼によれば、Nexus Sでは目標をやや下げて、ふつうの小売チャネルで売れるようにした。

多くの携帯電話に見られる機能やソフトの過剰、たとえばNexus Sの前に出たGalaxy SなどについてRubinは、財布を握っているのは消費者だから、どこも消費者の声を聞くようになっている、と言った。そういう一見おだやかな言い方の裏では彼は、キャリアが盛り込むゴミの山はよくない、いずれユーザからそっぽを向かれる、と言いたげだ。余計なもののないシンプルな機種があれば、スポンサー付きのアプリケーションが大量にプレインストールされている機種を消費者も避けるようになるのではないか。

RubinはAppleを批判せず、むしろ控えめに賞賛するが、しかし本音は言わない。一方、Microsoftに対しては歯に衣を着せず、そのデザイン哲学を批判する。最新のWindows Phone 7でさえ、彼に言わせれば”インターネット以前に発明された古いものが山のようにある”のだそうだ。Googleが使っているライブラリにもレガシーコードはたくさんあると思うが、それには言及しない。彼はあとでちょっと言葉をやわらげ、”1.0にしてはよくできてる”と言った。ねぇAndy、それってAndroid 1.0のこと?

ビジネスとしてのAndroidという問題に関して彼は、AndroidがもしもGoogle離れをしたら利益のでる製品になるかもしれない、と言った。まあ、ちょっと現実性のない、厳しすぎる言い方だが。彼の言うのは、独立したAndroid機関みたいなものが、全Android製品の広告収入の何%かを分有する、というシナリオだろう。開発と管理の費用を十分まかなって、あまりある、と。ただし彼曰く、自分でそういうスタートアップを立ち上げる意思はない。

MossbergはRubinに、今後のNokiaとの関係をしつこく聞いたが、Rubinは言葉少なに、あそこはトップが替わって今いろんなオプションを評価中だ、とだけ言った。もちろんそうだろうけど、その前にも十分、検討の時間はあったんじゃないの。

タブレットについては、車にたとえてこんな名言を: 一つの車の運転を覚えたら、ほかのどんな車でもすぐに運転できる(マニュアルは読むかもしれないが)。コンピュータはまだその段階に達していないが、そのためには標準的なジェスチャとUIの開発が必要だ。それを提供できるのが、タブレットだろう。

Googleには、ユーザデータの収集に貪欲である、という評判がある。評判だけで、実際はそれほどではないのかもしれない。しかしそういう情報は、Googleに費用を発生する。そこでRubinによれば、すべてをオープンにし、透明にすることが、唯一の有効な戦略だ。消費者も(願わくば)、オープンで透明なもの以外はすべて、FUDと見なすようになるだろう*、と。〔*: FUD, fear, uncertainty and doubt, 人を不安に陥れることを目的とするデマなど。〕

この記事は、All Things Dのライブブログを参考にさせていただいた。インタビューのビデオと完全な書き起こしを入手できたら、更新したい。

[画像クレジット: Asa Mathat, All Things D]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))