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小額支払いサービスFlattrがWikiLeaksの生き残りの鍵を握っているかもしれない

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WikiLeaksは匿名投稿者から得られた機密文書をリークしてきたが(今現在は合衆国の大使館公電25万通を抱える)、今なお、生き残りのための秘策があるようだ。これまでの数日で、MasterCard、PayPa、Visaなど主な資金獲得ルートをすべて遮断され、ファウンダのJulianはロンドンで拘留されている(保釈なし)。

しかし今のところ、無傷の資金ルートが一つ残っている。それはFlattrという小さなスタートアップで、torrentのサイトPirate Bayの協同ファウンダPeter Sundeが作ったサイトだ。Sundeは今日(ヨーロッパ時間12/8)Twitter上で、まだWikiLeaksを”助ける”ことは可能だとツイートした。

Flattrは、どんなサイトからでも使えるし、サイトに組み込むことができる。Diggや、Facebookの’Like’に似ているが、お金の支払いが伴う。しかし、そのほかの資金ルートを徐々に断たれつつあるWikiLeaksにとっては、今および今後の、唯一の命綱になるかもしれない。ただし、WikiLeaksの公電リークページそのものの上に[Flattr]ボタンがあるわけではないし、FlattrがWikiLeaks支援者のリストに載ってるわけでもない。Flattr自身も、支援者であることは否定している。

では、どうやってFlattrが資金供給ルートになるのか:

ユーザはまず、月額最低2ユーロを払ってFlattrの会員になり、自分が支援したいと思うオンラインのコンテンツを”Flattr”する*。つまり、[Flattr]ボタンのあるページに好きなコンテンツを見つけたら、そのボタンをクリックしてコンテンツの提供者に”寄付”をする。その寄付は毎月、そのユーザがFlattrしたコンテンツ提供者たちに支払われる。Flattrは現在ベータで、アカウントを得るためには招待が必要だが、すでにドイツの二つの大手新聞、taz.deとFreitag.deが完全に自発的に利用している。〔*: 動詞flatterは、ほめる、もちあげる、という意味。〕

WikiLeaksは、今年の8月からFlattrを使っており、Afghanistan War Diary(アフガニスタン戦争日記)に対しては3000件の寄付をFlattr経由で得ている(金額は公表されていない)。

Flattrは支払いのためにPaypalを必要としない。KYCの基準などにより、アカウント所有者の本人確認ができ次第、お金は銀行振り込みや小切手で送れる。しかし、ドイツの新聞が利用しているFlattrをWikiLeaksも使っていることを、Flattr自身は公には認めていない。それは、顧客の守秘義務違反になるからだ。

WikileaksはFlattrを使うことによって、資金的にも生き延びるかもしれない。Flattrは、最近のEuropas賞で2010年ヨーロッパベスト新人スタートアップに選ばれた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))