1000memories

物理的墓園に代わるオンライン記念館1000Memoriesが故人の思い出ページをより便利に改装

次の記事

メディアはWikiLeaksの味方だ–"情報をリークした者が勝つ"(LeWebカンファレンスで)

Wikipediaは、これまでこの地球上に足跡をしるしたことのある、たくさんの重要人物を記録している。しかし、もっともっとたくさんいるのは、新しい元素を発見しなかったし、ベストセラー小説を書かなかった人たちだ。Wikipediaは、その人たちの生涯を、たとえ誰かが記事を書いたとしても、載せてはくれない。そういう人たちが亡くなると、その記録は、一般社会にとって重要ではなくても、家族や友人にとってはかけがえのないものだが、やがて忘れ去られてしまう。1000memoriesは、もっと良い方法があるはずだ、と考えた。

昨年7月に立ち上げられたこのサイトは、ひとつの、大きくて重要な目標を掲げている: 故人の思い出を家族や友人が慈(いつく)しみ共有するための場所を提供すること。今週(米国時間12/5〜)同社は、いくつかの重要な新機能を導入して、共有をこれまでよりも容易に、そしてより効果的にできるようにした。

ファウンダのRudy Adlerによれば、1000Memoriesの最大の課題の一つが、ユーザが共有する思い出の数々を、故人の生涯をリアルにとらえた形で構成することだ。とくに問題なのが、それまではアップロードされるさまざまなコンテンツ…写真、記事、などなど…がカテゴリー分けされていて、ユーザはそれら複数のカテゴリーを行ったり来たりしなければならなかったことだ。そこで今回から1000Memoriesは、コンテンツを一つのページに集めた’キルトビュー’*というものを作った。それにより、故人の全生涯をざっと一望できる。単純な変更だが、とても効果的だ。〔*: quilt, キルト、キルティングをして表面に小さな矩形がたくさんできている布類など。ここで言うキルトビューは、たぶんサムネイル集だろう。〕

もう一つの新機能は、写真の中の人にタグを付けたことだ。それはなんとなく、ソーシャルネットワークふうだが、でもAdlerによれば、ユーザからのリクエストがいちばん多かった機能だ。つまり、人の顔かたちは年齢とともに変わるから、50年前の写真の中で自分の祖母のとなりに立っている少年が、この思い出ページの主人公である叔父さんとは分からないことがある。

さらにこのサイトは、故人の伝記の部分を拡張した。これからは、故人の生涯を物語る記録を、訪れるユーザたちが共同編集できる。育った場所、生活をした場所、故人の重要な人間関係、生涯の重要なイベント、などなどを、より詳しく、より鮮明に記録することができる。またこのほかに、’quick memories’というページがあって、そこでは、小さな思い出…故人の好物、クセ、お得意のジョーク、などなど…を記入できる。このページは、誰もが気軽に投稿でき、しかもこういった小さな思い出が、もっとも鮮やかに故人の像を心に描き出してくれることもある。

1000Memoriesはまだユーザ数を公表しないが、やや成長したようだ。最初はファウンダ3人だけの会社だったが、今ではほかに正社員が二人いる。

[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))