Chrome用機能拡張提供数は10,000件を突破してFirefoxに急接近(成長率では圧倒的に凌駕)

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Chromium Blogに、Chrome用の拡張機能が登場して1年になるという記事が掲載された。記事の主題は、Chrome関連で達成したいくつかの数字を紹介することにある。拡張機能は8,500を超え、テーマも1,500を数え、さらにChrome利用者は少なくとも1つの拡張機能を利用中で、全体では7000万の拡張機能ないしテーマが利用されているとのことだ。ただExtension Galleryを見ると、どうやら拡張機能の数はもう少し多くなっているようだ。

Extensions Galleryのページを見てみると、拡張機能の数は10,000以上、正確に言うのならば10,078件にのぼっているようだ(訳注:本稿翻訳時には10,150と表示されます)。「Most Popular」、「Most Recent」、および「Top Rated」でも同じ数字が表示される。いずれのページでも、現在ギャラリーに登録されている拡張機能の総数を表示しているように思う。

Googleが、拡張機能誕生1周年のこの時期に、なぜ10,000という数字を使わずに「8,500以上」と記載したのかはよくわからない。ギャラリー側での数字が間違っているのでない限り、拡張機能の数は誕生後1年で5桁にまで成長したというのが現状のようだ(Chrome Web Storeでのカウントでは8,500件ということになっているのかもしれない。おそらく将来的にはこちらが拡張機能の公式配布サイトということになるのだろう。ただ現在のところは拡張機能配布用サイトが他に存在し、そちらで10,000件以上という数値を出しているわけだ)。

この分野でChromeの主なライバルと考えられているのはFirefoxで、こちらももちろん拡張機能(アドオン)をサポートしている。そのライバルとの関係を云々する際に、この拡張機能の数というのも重要な話になってくる。但しMozillaも拡張機能の数については明らかにしていない(累計ダウンロード数については公開している)が、カテゴリ毎の数字を足し合わせればおよその数については推計できる。この方法で計算すると、Mozilla用に現在リリースされている拡張機能の数は12,739ということになる。

両者の機能拡張数を前回調査したのは3月のことだった。その時点でクローム用の数は3,000を超えたばかりで、Firefoxの方は11,623ということになっていた。すなわちその時点から比較すると両者ともに数字を伸ばしている。但しChromeの方がはるかに急速にその数を伸ばしていることがわかる。現在の成長率が続いていくのならば、来年早々にはChromeがFirefoxを抜き去ることとなりそうだ。

Firefoxはもう何年も拡張機能をサポートしており、これまでのダウンロード総数ということになるとChromeを圧倒的に凌駕している。しかしこちらに掲載されているグラフを見ると、1週間毎に集計したダウンロード数が10月以来かなり下落してしまてちることがわかる。現在ベータ版として提供されているFirefox4に移ってしまった人がいることも影響しているのだろう。

Chromeは登場時、その速度に大いに注目が集まった。しかしアドオンのサポートがなく、Firefoxから完全に移行することはできないと考えている人も多かった。Googleは昨年から拡張機能をサポートし始め、この影響もあって現在はFirefoxよりはるかに多くの利用者を獲得しつつあるようだ。先日もお伝えしたように、ChromeはTechCrunchの訪問者の中でもトップブラウザとなった。これまでの4年間はFirefoxがトップだった。

また、両者はウェブアプリケーションの面でも戦いを繰り広げている。Chromeは最近Chrome Web Storeを立ち上げたし、Mozillaの方も対抗してOpen Web App Ecosystemに注力している。もちろん、現在のところはChromeのウェブアプリケーションというのは拡張機能と同等か、あるいは何らかの機能を提供しているウェブへのリンクに過ぎないものが多いのは問題だ。

Chromeの機能拡張はソフトローンチしたばかりのChrome OSにても重要な機能を果たすこととなる。

Mozillaの収益面を考えたとき、Googleが大きな部分を占めている。両者ともにお互いを敵視するというところまではいっていないようだ。しかし両者は確かにライバル関係にあるのだ。

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(翻訳:Maeda, H)