Googleの位置情報サービス、LatitudeがついにiPhoneに登場。アクティブユーザー900万人?

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モバイル位置情報サービスの話題が出ると、必ずといっていいほどGoogle Latitudeが負け犬扱いされる。話題の大半はFoursquareとFacebook Placesがさらい、さらにはSCVNGRやGowallaを巡るニュースも山ほどある。Latitudeは2009年2月にスタートしたが、めったに見出しを飾ることがなかった。

しかし今日からは、Googleのこの位置情報サービスの話題をもっと聞くことになりそうだ。Googleはバックグラウンドの位置モニタリング機能付きのフル機能ネイティブアプリケーションをiPhone用に公開した ― iPhone用に機能が大幅に削られていないアプリケーションを出したのは初めてのことだ。なおこのアプリは数日前に日本のApp Storeで見つけられている ― もちろん今日の公開準備の際に操作を誤ったものだ。

実はGoogleは、昨年iPhone用ネイティブLatitudeアプリを申請したが、Appleはこれを拒否し、ウェブアプリケーションとして作るようGoogleに告げた。これはiPhone内蔵のマップアプリとの混同を防ぐためということらしかった。もちろんその数日後、AppleはGoogle Voice拒否して、これが一回限りの問題ではなく、アンチGoogleの流れ一環であることを強く匂わせた。どうやらここへ来て、それらの問題が解決したようだ(たぶん政府介入を恐れて)。

もっとも、もしLatitudeが去年受理されていたら、今より面白くなかっただろう、なぜなら当時iPhoneではバックグラウンドでアプリを動かすことができなかったから(iOS 4.0から可能になった)。今回のリリースでGoogleは「iOS 4のマルチタスク機能を使ってバックグラウンド更新を行うために、一から作り直した」と言っている。つまりこれは、一度アプリを立ち上げておけば、行く先々の現在位置を友だちに知らせることができるという意味だ。

Googleの発表記事にはもう一つ重要なデータが書かれている。Latitudeにはさまざまなモバイルプラットホーム上に900万人以上のアクティブユーザーがいるそうだ。対するForusquareはつい最近500万ユーザーを越えたばかりだ(何人がアクティブかは公表していない)。しかし、果たして何人のユーザーがLatitudeを立ち上げて、友だちがどこにいるのかを確かめることなく、アプリをバックグラウンドで動かしているのかは私には疑問だ。

新しいiPhoneアプリが出来たからといって、ユーザーが実際にこのサービスを気に入るかどうかは別問題だ。Latitudeは、いつ友だちに自分の位置を教えるかをアプリに明示的に指示しないため、Foursquareなどのサービスよりも「気味悪さ」の度合いが強い。たしかに、どの友だちと何を共有するかは正確にコントロールすることができるが(例えば現在いる市町村だけを知らせる等)、当然すべてを自分の思い通りにするためには手間がかかるので、どこかで設定を誤ったのではないかという不安を消しさるこのが難しい。

それでも、こうした受動的位置情報追跡は何らかの形で将来主流になっていくと思う。私の予想では、一日中位置を追跡するがそれを共有するのではなく、普段と違う場所や友だちの近くに行ったことを検知して、現状を共有するかどうかユーザーに尋ねる(チェックインの推奨)サービスが出てくるのではないだろうか。

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(翻訳:Nob Takahashi)